今日は輸入冷凍水産品及びその加工品のこれまでについてまとめていこうと思います!
※あくまでもこれまでの状況をまとめる意味合いで下記から書きます。状況は刻一刻と変わるため現在も下記と同じかといえば違う状況にもなりうるので、こんなことがあったんだ程度で読んで頂けたらと思います!
一言で言えば、
どの水産品も、価格が高騰し日本国内に入る量が例年より少なく、加工品に関しては生産が遅れ搬入日程にズレが生じてます。
もしかしたら今年の年末に並ぶ水産品のラインナップに影響があるかもしれないです。
皆様がスーパーで手に取る輸入冷凍水産品(サーモンのお刺身やエビフライ)は海外の工場で生産及び加工された後、船で運ばれ複数社間の取引を経てスーパーや各販売店等に並んでいます。
輸入冷凍水産品、特に海老やサーモンなどの原料は相場品と呼ばれ、金融市場で取引される株のように、価格が変動してます。
ただ、ほとんどのスーパーや販売店は、その変動を毎月していたら商売にならないので、価格変動が短期的に起こらない量を仕入れてそれを月単位か年単位で販売してます。
ただ、新型コロナの影響で去年は各国の生産者が大損をしてるので、今年は去年の損を取り返そうとする動きと、大国の買いが活発なのも加わり、輸入水産品の価格が去年と比べるとだいぶ上がっている状況です。(例えばチリ産のアトランティックサーモンは去年の冬頃から比べたらキロあたり500円以上違う時期もありました)
そして、搬入があっても例年より数量が少ないという状況。現地から出る価格が高いので、全部売り切れないリスクも考えると各社買い付けを少なくするしかない、というのが正しいかもしれないです。
なので、買い付けはしたいけど物がそもそも一時的かもしれないけど出てこない、あるいはあっても高くて手が出ないパターンが増えてます。
次にエビフライなどの加工品ですが、加工品東南アジアや中国で生産され入ってくることが多いです。
ただ、新型コロナの影響で、ベトナムやインドネシアなどの主要東南アジア諸国がロックダウンを実施。中国も工場の工員さんを減らす対応が前から継続されてました。
そして、工場が本来の稼働能力を維持することが困難を極め、生産力ダウン。これに加えて世界規模のコンテナ不足により船のスケジュールがスムーズに立てられないことも増えていきました。
その結果、日本の各商社の搬入スケジュールが狂う事態となり、供給が滞るか滞らないかの非常にギリギリの状態で回している企業が多いです。
コロナは本当にいろんなものの「普通」を奪っているなと仕事からも感じさせられる出来事です。
なので、もし普段買ってる水産品が高いな、とか、並んでる数が少ないな或いはなくなったなと感じる瞬間が今後あれば上で書いたこれまでの状況が影響してます。
こんな背景を知ることは業界に携わってないとまずないと思うので、業界人だからこそ書けるエピソードで今日はまとめてみました!
少しでも水産品の取引や仕組み、これまでについて知ってもらえたら嬉しいです!
ご覧いただきありがとうございました⭐︎