これまでにも何度か話題にしたことがあったと思いますが、ジャピーノという日本人男性とフィリピン女性の間に生まれた子供が数万人いるという問題があります。
数回にわけて、この問題から見えるいろいろな事を話したいと思います。
推定で3~10万人といろいろ聞きますが、フィリピンで子供を作ってしまって、多くの日本人男性が責任を取らずに日本に帰国してしまったりしています。
養育費も払わずに放置しておきながら、日本では円満な家庭を持っている事も少なくありません。
なーんとも酷いお話ですが('_')
逆に、フィリピンの女の子には気を付けろという話もあります。
2004年までは日本でもフィリピンパブが多くあったのは、大人の人ならご存知でしょうが、多い時で年間8万人のフィリピン女性が来日していたようです。
若くて素直なフィリピーナを楽もうとやってくる男達の心理を逆手に、男を騙す女性も少なからずいました。そういった話は広まりやすく、フィリピーナへの偏見にもなっている感もあります。
いやいや好きでもない人と付き合っていればもちろん男の方はしっぺ返しをくらうのですが、それを恨んで変な噂が流れます。
04年アメリカの国務省による人身売買報告書の中で、日本が人身売買容認国として名指しされた事もあってか、それ以降、フィリピン人に対する入国審査や不法在留が非常に厳しくなりました。軽く調べた事がありますが、現在フィリピン人が日本に入国するには本当に面倒な手続きが必要です。
子供ができたら男性はもちろん責任をとらないといけなくてですね。フィリピンで子供できちゃったけど、もう日本に帰ってきたから安心。なんて事ではすみません。
父親の日本人男性が特定できた場合、男性の元へ、フィリピン人女性との子供への養育費支払いの命令がでて、もちろん日本で家族をもっている場合は家族に知られる事にもなります。
これらジャピーノとその母親を支援する、日本のNPOや弁護士の人達もたくさんいるようです。
さて、日本の話に加えて、最近ではコピノが増えて来たようです。
まだまだ日本の経済力に及ばない韓国では、高いお金で欧米に留学という事よりも、費用対効果の安いフィリピンでの語学留学がかなりメジャーです。
ここ10年で3倍以上の韓国人がフィリピンへ渡航しています。
フィリピンへの渡航者
2002年
日本人:34万人
韓国人:28万人
2012年
日本人:40万人
韓国人:100万人
これに伴い、コピノというコリアンとフィリピーナとの混血の子供が現在1万人を超えているといわれます。
こちらもまったく日本と同じ流れで、コピノの父親に責任をとらせようという団体が韓国内でもできているようです。
さて、次回はフィリピーナと外国人カップルについて僕の知ってる範囲の話をしようと思います!(^^)!