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もう二十年近く前、PL花火大会、正式には、『教祖祭PL花火芸術』に行った時

もう一生涯行かないと固く決心をした。

PL教団の敷地内の有料席で拝見したのだが終わって出る時、すごい人で死ぬかと思ったからだ。

下には、靴やらカバンやら色んな物が落ちていた。

花火後は、駅に近づく事すら出来ず、結局、一駅歩き、

大阪天下茶屋の友達の家までなんとか帰り着き、そこから車で京都まで送って貰った。

京都から天下茶屋まで友達が又帰って行った事は、今でも申し訳ない。



意思の弱い私は、約20年の封印を解き(何の?)読売旅行主催のPL花火鑑賞ツアーに

申し込んでいた。S席なんと13,980円!日帰り、お弁当、お茶、夜食付。

余りの高額と過去の記憶で悩んでいたのだが『残席わずか』の文字に弱い私達一族は、

『キャンセル料掛かる前までにゆっくり考えたらいいやん、申し込もう!』と申し込み

もちろん、気が付くとキャンセル料が掛かる日を超えていた。

京都府城陽市に嫁いでいる従姉妹とその息子、私の母の計四人。

『城陽発着にしてくれへん?』

との従姉妹の申し出に快くOKした私達親子…それが不幸の始まりとは知らず…

城陽発11時45分

『20分ぐらいで来られると思うけど遅れたら置いていかれるし40分くらいみておいて』

そう言われ10時過ぎに家を出て地下鉄でくいな橋まで行き、そこで車で来た母と運転を交代し

城陽市内の従姉妹の旦那さんの実家の駐車場に向かった。

天気予報は、曇り時々雨

晴雨兼用傘、カッパ、麦藁帽子を持っていざ!!!

と、しばらくして小雨が降りだした…と、宇治市に入ると豪雨となり前が全く見えなくなってきた。

ライトを付けてワイパーは最速…

激しい雷雨となって来た。最初は

『お母さん~みてみい~すごい稲妻やわぁ~ほらほら』なんて言っていたが

みるみるうちに道路は冠水して、走ると水を両端に撒いてしまう。

川が二つに割れ…

って、私らモーゼと選民違うし!

よく大雨のニュースをみて

『なんでこんな冠水してるのにわざわざ車ででかけはるんやろ?』と思っていたが

なぞが解けました♪一瞬にして行くも戻るもどうしょうも無くなるのですね…

正面に激しい音と同時に激しい稲光が『ド~ン』思わず急ブレーキ!踏んでしまった。

と、今度は、カンカンと激しい音が…車に何かぶつかっている…

『ん?あっ!ヒョウやわ!』

道路には氷のつぶが…5月に九重山でヒョウが降りだした時、

『5月にヒョウ???さすが山やわ』と驚いたのだが

8月でっせ!!!街中でっせ!!!!

同じく城陽在住ゆかりちゃん、城陽は恐ろしい所やなぁ…


命からがら母を集合場所の城陽市役所前に先に降ろし駐車場に着いた。

もう1時間近く掛かっていた。

そこから城陽市役所へは徒歩5分。晴雨兼用傘は、差した時点で役目をなさず

仕方なく車に積んでいたビニール傘に変えカッパを来て出た。

集合地到着直前に雨は小降りになった…

母『雨宿りですか?と聞かれて、花火を観に行きますなんて恥ずかしくて言えへんかったわ』

しかし、雨宿りなら車からわざわざ降りひんやろ…

来ない人を30分くらい待った…そんな待つんやったら小降りになるまで待ってたのに!

結局、2名を置いてその後3箇所ぐらいで人を拾いながらバスは進んで行った。

この雨でも2名を除き満席。

途中、ガソリンスタンド前集合だった方は、なんと洗車機の中で雨宿りされていた。

後ろのおばさんいわく『洗車機の外に車置いておいた方が綺麗になったんちゃう?』

途中、香芝にてトイレ休憩時も雨は止んでいた。

休憩後、バスからトイレを見ると行列はどこまでも続いていた…数分違いが命取り


さて、読売旅行が貸し切っている花火鑑賞場は、どうやら産業廃棄物処理会社の所有地らしく

ちょっと小高い山になっている。駐車場下は、未舗装草ぼうぼうという感じの所。

読売旅行だけで5千人のお客さんだそうだ。

着いたのは、午後2時30分、花火開始は午後8時!!!

5時間半、この敷地から出たらあかんのじゃ~とのお達し。修行開始!!!

と、またまた豪雨。

後ろのオバサンは、

『もう花火は中止やろし有馬温泉とかに向かってくれたらいいのに』と

言われていて私も頷いていた。

このままバスに残っていたかったがエンジンも切られるので小降りになった所で

仕方なく案内されジュクジュクになった道を10分くらい歩くと

PL教団の塔が見える開けた観覧席に出た。


『いろいろな屋台が出てまるでお祭り気分♪』というキャッチコピーに騙された私達は、

5分程で屋台を見終えて

『1杯30分入れ替え時間厳守』と至る所に看板が立つ

テント席で1杯200円のラムネを飲みながらお弁当を食べ修行に突入。

たこ焼きもフランクフルトも鯛焼きも長蛇の列で従姉妹息子は早くも

『来なければ良かった、家で待ってれば良かった』とお経をあげていた。チ~ン。

しばらくすると今度は日がさしてきて暑くなってきた。

テント内で近くの人が虫除けスプレーされたりで気分も最悪。

結構話したなぁと時計を見ても20分くらいしか経ってなくて発狂し掛けた。


大曲の花火大会でも同じぐらい待ったけれどそちらは駅前などブラブラ出来たし

昼花火もあったしまだマシだった気がする。


6時半頃、母が歩きたいと言うのでバスの所まで歩く事にした。塀の中の人の散歩コースみたいやけど。

バスの近くの仮設トイレは空いていたので利用し観覧席側に戻るとそちらのトイレは男子用も

激しい行列が出来ていた。どちらの場所のトイレも仮設のボッチョンだったが

観覧席側のトイレは蜘蛛の巣も張っていたらしい。


なんやかんやで8時開始だと思っていたら7時45分、大きな花火が上がる。

なんとか中止では無かったようだ。


歓声が上がるが…

従姉妹『あれくらいで…キャーキャーいうてはる』

母『長い事待ったし違う?』

私『高圧電線が気になるわ』

感動いまいちの私達。

それに加え結構下で上がるので前の席のお姉ちゃんが携帯で花火写真を撮るのがとても

気になった。携帯を上にかざすので花火と重なるのだ。

音はお腹に響いた。

連続の花火が上がる…しばらくするとなんと母がいなむっている!!!じゃないですか。

母『だって同じようなんばっかりやねんもん』

繰り返し起こすと

母『ほっときいな!!!疲れてるんやし仕方ないやん』と逆切れされた。

しばらくしてナイアガラが始まる。

『音しいひんしいまいちやな…お通夜みたい…』の声。

1km程離れているとの事だったがどうももっと離れている感じだ。

始まって30分ぐらいの時、激しい連発花火!!!と中休み。

『宇治川の花火代会やったら今のがフィナーレやなぁ~』との声が前から聞こえた。

これには、私達も絶賛。

煙に花火が完全に隠れる事も有り折角の花火が見えない時もあった。

いつか高圧電線より上に花火が上がると思っていたがずっと花火に横線入ったまま。

従姉妹『言われる前は気にならへんかったのに~電線気になるわ』

と、激しい連発!!!

私『これが最後やったりして~』

歓声が上がる。

我ら一族も『これやったらすごいなぁ』

で、休み?…ん?なんか長い?

と、『終わってもしばらく席を立たないで下さい』の放送が入り電灯がともされた。


え~~~っ!!!!!冗談ちごて本当に今のが最後やったん????


不完全燃焼でわが一族の花火鑑賞終了。。。

従姉妹『長浜花火大会の方が良かったわ』

母『びわ湖花火大会の方が良かったわ』

私『やっぱり大曲花火大会が日本一やわ』


PLの皆さんすみません。タダで見せて貰ってるのに…

ん???読売旅行はお布施してんのか???

花火は近くから見た方が数より感動するようです。


PLの花火大会は打ち上げ数が日本一との事だったのだが

昨年から数え方が変わり

15万発から2万発となってしまったから今では日本一では無いはずだ。


修行は続く…

花火終了8時45分それから11時まで又も駐車場から出られないのだ。

荷物をバスに置きに行きトイレに並びトイレに入ったとたん激しい音が…

又も豪雨~~~傘もカッパもバスに置いて来た私はびしょ濡れとなった。

たこ焼きを並んでいた従姉妹息子の所に行き、たこ焼き横のお菓子売りの

テントに入れて貰ったが豪雨でテントの中も滝に打たれた状態になり、

たこ焼きが焼けなくなり買えないまま終了。

お菓子やの人に『雨宿りだけして何も買わん気か?』と言われたので

濡れながらバスに戻ると

私のカッパを着て完全防備に従姉妹が降りてくる所だった…

迎え遅すぎ!

それから約1時間、クーラーの効かない真っ暗なエンジン切ったバス車内で修行…

皆さん無言で無の境地???灼熱地獄~

もう限界だと母や後ろのおばさま軍団から声が上がり出した時

エンジンが掛けられた。

と夜食のクロワッサンとメロンパン各一個とカフェオーレが配られた。

私『又、母が、こんなん飲んだら寝られへんようなるって言うで~』と従姉妹に話していたら

後ろの5人組みのオバサンが先に口々にそう言われていた。

花火途中で寝ていた母がそれから京都に着くまで眠った事は無かった。

やっとバスが動いて喜びの声をあげた皆だったが

隣のバスがうちのバス擦れ擦れですごいスピートで前に出た。

『危ないなぁ~あんなスピードで』と声が上がると

今度はバックして来た。

『ひぇ~危ない!!!』

と思った瞬間、うちのバスに接触してバスが揺れた…

どうやら下がぬかるんでいて抜け出すためスピードを出したらしい。

後程、話し合うとの事で出発。

トイレ休憩無く京都府に入った。

と、見ると『京都市』の看板が…高速の関係で一旦京都市に北上し

京田辺市に南下するらしい。

『ここで降ろしてくれぇ~』母の絶叫が響いた。

京田辺市経由、城陽市到着1時20分。


添乗員さん  『夜もだんだん更けて参りましたので皆様、お気をつけて』

乗客のみなさん『バス乗った時からもうすでに夜更けてたで~』

私      『これ以上、更けへんやろ~』

そこから京都の実家まで帰りは25分で到着した。


読売旅行PL花火鑑賞ツアーへは、二度と参加しない誓いは一生忘れないだろう。

今後、どんなツアーを利用する時でも京都市発着にすると従姉妹まで言っていた。


この読売旅行PL花火鑑賞ツアーに毎年参加されている方

いらっしゃいましたらぜひお知らせ下さい。

貴方様は、きっと仏様です。


長々とすみません。

従姉妹が『苦情メール読売旅行に出すんちゃうん?』と言うので

私『クレーマー違うで!ブログに書くだけや』と言ったもので…


来年はぜひ行きたいと考えていらした方のお役に立てれば

せめてもの救いです。

合掌