「やだよお前と酒飲むのは」
「ひどぉい!なんでよー!」
「お前といたらお酒飲めないんだよ」
「なんでよ!友達とはしょっちゅう飲みに行くじゃない!」
「だっていつもお前と会った時点でどんなアルコールより強いお前の魅力で酔ってるんだから」
「やぁだぁもぉうたっくんでば」
どうもミニシアター宮城です。
先日の土曜日、渋谷のBarに一人で飲んでると同じくカウンターで飲んでた一人の女性に声をかけられた。
女「この店よく来るんですか?」
僕「いや初めてですよ。ちょっと買い物がてら渋谷にきたんですが、外はあまりにも人の波で溢れかえっていて、人酔いしそうだったので、どうせ酔うならお酒で酔いたいなと思って適当にこのお店にダイブしたんです」
女「ふふ。そうなんですね。実は私も初めてなんです」
僕「そうなんですか。貴方はなぜ一人でここに?」
女「うーん、まぁなぜって言われても行き当たりばったりの波に流されてたらいつの間にかここに流れ着いたって感じかしら」
僕「なるほど。まぁせっかくなので何か一杯ご馳走しますよ」
女「本当に?じゃ何か私にカクテル選んでくれる?」
僕「実は僕カクテルのことはあまり知らないんで自分で好きなものを頼んだほうがいいと思いますよ」
女「あら?こういう時はね、ホワイトレディみたいな名前は可愛いけどアルコール度数の強いカクテルを勧めてこっそり酔わすのがBarでの女の子を落とす手法なのよ」
僕「へー勉強になりますね。じゃせっかくの教訓を忘れないうちにマスター彼女にホワイトレディを」
女「ふふ。教訓をすぐ活かすのはいいことね」
僕「その教訓がこのあと活きてこればなおいいんですがね」
女「ふふ。実はねぇ唐突なんだけど私未来を予知することが出来るんだけど…」
僕「急ですね!本当ですか?正直信じられないけど」
女「信じないの?すごく近い未来しか見えないけど、私の見えてる未来では貴方がさっき覚えたホワイトレディの教訓は必ず活きてくるわよ」
僕「その未来はぜひ信じましょう」
そうして僕ら二人はお酒もほどほどに人の波で溢れかえる外へ飛び出した。
その人の波を掻き分けながらなんとか一軒のラブホテルへ泳ぎ着く。
女「ねっ?私の予言当たったでしょ?」
僕「あぁ君はりっぱな予知能力者だよ。ちなみに君の能力でこのあとの未来がどうなるか見てもらえるかい?」
女「そうね。私達はすぐ先の未来ではこの波一つ立ってないベッドという大海原に二人飛び込んで激しく波を立てるんじゃないかしら?」
そこから二人は言葉を発することもなく彼女が見た未来を体現した。
予言通りベッドは激しく波を立てながらも二人は快楽の海の底へ沈んでく。
女「とってもよかったわ」
僕「君もすごく綺麗だったよ。君がまさにホワイトレディそのものだ」
女「ふふ。そんなに刺激強かったかしら?」
僕「あぁ初対面の女の子にここまで酔いしれたのは初めてだ」
そんなこんなで明日は
ミニシアター
どんぶりおわん
マーチ
電撃ブリッツ
の四組で新ネタ3本おろす新ネタライブをやります。
そんで29日は
きらめきニシキライブ!
んで10月10日は
沖縄芸人ばかりでやる098ってライブがあります!
どれも全部楽しいよ。
ミニシアター宮城