miwaです。こんばんは。
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中学生。多感な時期ですよね。
その頃、私の中のコンプレックスはどんどんどんどん大きくなっていました。
私はバスケ部に入部し、髪の毛をショートヘアにしました。
しかし、愚かな私は、ある重大なミスを犯している事に気がついていなかったのです。
ショートヘアにすると、手に負えないくらい、広がるタイプのくせ毛だったことを。
今まで、ロングヘアだったので、短く切りそろえられた髪の毛が新鮮で嬉しかったのを覚えています。
美容師さんは、くせ毛をできるだけヘアアイロンで伸ばしてヘアセットして下さり、仕上がりはとても満足のいくものでした。
その日は午後練だったので、そのまま部活に行くと、友人や先輩から賞賛の声をいただき、私はルンルン気分のまま部活に参加しました。
準備運動を終え、体育館内を10分間ランニングしてから練習に入るのですが、そのあたりから様子がおかしくなっていきました。
私の頭はまるで風船のように、じわじわと膨らんでゆくのです。
直感で感じました。
これはヤバいやつだと。
汗っかきな私は、ランニングを終えた時点で、滴るくらい汗をかいていたので、頭皮から出た水分を吸った髪の毛はみるみるうちに、膨らみ、手で触れると、ふかふかとスポンジのような弾力を感じる程でした。
その頃にはもう、髪の毛のことしか頭にありませんでした。
一体どんな有様なのかを確認したい。
私は頭の中に自分の今の姿を思い浮かべました。
練習中、一瞬の合間を縫って、手の感覚を頼りに頭の形を型どり、想像します。
結果、頭の中にはトータルテンボスの藤田が姿を現しました。
絶望しました。
しかし練習を抜ける訳にもいかず、モヤモヤした気持ちのままパス練習に移行しました。
この頃には、周りも私の異変に気が付き始めました。
パス練習をしてる最中、相手と対峙するのはせいぜい1〜2秒。パスを返したらすぐに掃けて、後ろに周り、また次のパスが来るのを順番待ちします。
私の番がやってくる度、対峙した相手は必死に笑いを堪え、周りは少しざわつきます。
しかし、練習は止まることなく淡々と進んでいきます。
地獄だ。
運動によるものではない汗がダラダラと流れて止まりません。
さっきまで賞賛を浴びていた私のショートヘア。
もう誰も褒めてはくれないでしょう。
女子バスケ部のあの見慣れないアフロヘアはどこのどいつだと、ランニング終わりに体育館に入ってきた男子バスケ部もざわつきはじめます。
あああああああああああああああああああああぁぁぁ
弾丸の如く体育館を飛び出し、そのまま何処か遠くへ飛んでいきたい気分でしたが、ビビりな私にそんな大それたこと出来るはずもなく、周りの痛い視線に耐えながらも、なんとか4時間の練習を終えました。
もう今日はとにかく早く帰りたい。
着替えようと、早歩きで更衣室に向かおうとしたところ、同級生が話しかけてきました。
色白でスラッと背の高い、バスケの上手な女の子でした。
その子はケラケラと笑いながら、「くせ毛、酷いんだね。チリチリしててち○毛みたい。」って。
その後、「私もくせ毛なんだー。縮毛矯正かけてて...」
と色々親切に教えてくれましたが、正直最初の一言が衝撃すぎて、上の空でした。
私の顔、めちゃくちゃ引き攣っていたと思います。
なんて言葉を返したかは覚えていません。
別に、そう思っててもいいです。
事実なので。
ただ、心の中に留めておいて欲しかった。
彼女は冗談混じりで言った一言でしょうが、
一生忘れられないくらい傷付く人もいるんですよね。
帰ってから、鏡で確認した髪型をみて、泣きました。
泣きながら鏡を見ている姿をみて、母は縮毛矯正を提案してくれました。
母には感謝してます。
