敵か身方か(3)私はゆっくり男子達の方を見た。一瞬、何が起きたかわからなかった。そこには昨夜、空手で会った新人くんがいたのだ。私はびっくりした。その場にいた男子達は私以上にびっくりしている。一瞬にしてみんな黙ってしまった。