6月27日に千本檜小屋管理人さんと弟子の程塚さんの3人で山小屋開設に行ってきました。

当日は管理人さん達は食糧や御神酒などの荷運びで、日帰りです。

弟子の程塚さん(芸名わくづか)です。若いのに山のベテランで、全国の名山を制覇しています。

数年前に登った八海山と管理人に惚れて弟子になってしまいました。

明るく気さくでとても良い方ですよ。

二人は各自40キロ位の荷物を背負っています。

今年は新型コロナウイルス流行のため、ヘリコプターが使えず人力になりました。

女人堂に着きました。程塚さんは荷物が重くまいっていました。

天気はまあまあで登りやすかったです。

途中三笠山から女人堂をはさみ7合目まで登山道が整備されていました。

救助隊の方々が直されたそうですが、本当に感謝しかありません。

完全な奉仕活動で見返りはほとんど無いのです。

はらい川に着きましたが、残雪は解けて無くなり、水も多くありません。

この水を飲料として当てにするのはやめた方が良いと思います。

さすがの程塚さんにも弱音が出始めて、先に行ってくれと言っています。

彼は前日仕事で徹夜して八海山に来たのです。

ベテランで何回も登っている八海山ですが、体調不良は大敵ですね。

やっとくさり場に着きました。

ここまで来るとあとひと登り。もうすぐ頂上です。

ようやく薬師岳に着きました。千本檜小屋までもう少しです。

今年は少雪だったので太郎坊大神や銘板に被害はないようです。

今頃の八海山は花が多くキレイなのです。

山小屋に到着後、休まず直ぐに作業して、終わった後に遅い昼食を取りました。

おやつには千本檜小屋の新名物。程塚さん特製、八海山コーヒーです。

豆をブレンドして、その場で挽いて八海山の水で点てる。贅沢です!

私は作業を終えて、お参りも済ませちょっとお散歩です。

雲が出ていて眺めは良くありませんが、静かで貸し切りの八海山は素晴らしい。

昭和の頃の八海山はいつもこのようで静かでした。

関係者の方には申し訳ないのですが、私はこれはこれで良いなと思っています。

女人堂の下を下山中ですが、ここも登山道が修復されています。

本当に救助隊や八海山を囲む会の方々には感謝しかありません。

私は毎回この場所で法螺貝を岩にぶつけてへこんでいました。

ギンリュウ草も皆さんを待っていますよ。

今回も無事登山できました。これで無事に山小屋が運営出来るはずです。

ただ、まだ物資は足らず、明日また2人は荷運びをするそうです。

山開きも終わりましたが、新型コロナ騒ぎで山小屋の運営方法も考える必要が有ると管理人さんは言っていました。

私は感染防止には気を遣って、いつも通りに登るよていです。

最後に八海山ロープーウェーは7月の連休から営業再開と聞いています。

皆さん八海山でお会いしましょう。