今日はどうですか
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コトノハ![]()
痛みを抱えず
生きている人がいるだろうか
あの人は痛んでいないと思うは愚か
己だけが痛いと思うはなお愚か
私は痛んでいないと思うは救いようがない
僧侶になるための最後の修行である
四度加行の護摩行でのことです
その日
一座を終えて釜の底に残った真白な灰を見た時
突然鮮明に
火葬場の釜の中から出てきた
彼の骨の白さを思い出しました
同じでした
そのときにわかったのです
生命をいただいて今この世にあるものは
人間だろうが
猫だろうが
虫だろうが
花だろうが
生まれ落ちたその瞬間から
皆等しく
「限りある時間」
という大きな重い枷に
囚われている
そしてその枷から
誰ひとり
何ひとつ
逃れられるものはいない
残りの時間を削って、削って、削って
生命の灯を燃やし続けているのだ
痛んでいない人なんていない
私だけが痛いわけでもない
そして、私は
あの日からずっと、痛んでいたのだ
人には
脱皮のように爆発的なエネルギーでもって
殻を破り次元上昇するときがあります
機を待つ
冬の間は膝を抱えて縮こまってやり過ごす
痛みから逃げず
自分が痛んでいることをしっかり認める
芽を出すためには
冷たい土の中でじっと待つ冬が必要です
そして季節は必ず巡ります
必ず
私たちは今ここにカタチを持ってしまった故に
痛まずにはいられません
でも
痛みの先には春がやってきます
誰にも平等に
何度でも繰り返し
春は来ます
必ず
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ありがとうございます
アムリタ アムリタ パドマ
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