
その堂々たる風格とオーラが、全身に滲み出ているような感じで
瞬時に私の心を掴み、何か妙な親近感を覚えるのだった・・・!
『すいません、、、どちら様でしょうか・・・?』
私はどうしても思い出せない状況に、少し戸惑いを感じながらも尋ねてみた・・・
『まなぶくん!私は君が小さい頃、君の家の前で牛乳屋をしていた山地と言うもんです』
『山地・・・?』
私はその名前を聞いても全くわからなかった・・・
それも無理はない、私がまだ幼少の頃の話だからだ・・・!
そうこうしているうちに、父が店に飛び込んできた!
『おうっ、まなぶ!お前わからんやろなぁー!』
話しを聞いて見るとこうだった・・・!
この山地さんはまだ私が小さい頃、私の家の前で牛乳屋を営んでいた
その頃家の前ということもあり、わが家と山地さんとは家族的な付き合いをしていた
そして山地さんは、営んでいた牛乳屋を閉め、新たな仕事をやり始めた!
それは不動産業だった!
いろいろ紆余曲折はあったようだが、今では成功してこのスーパーの近くに
大邸宅を構えるまでになっていたのだ!
ところでこの山地さんの会社は、このスーパーの一角にあった!
私はいつも、クラウンやベンツが止まっている不動産会社が、あることは知っていたが
それが父の友人である山地さんとは露ほどにも知らなかった
聞けば父はこの山地さんに、このスーパーでの出店を勧められたということだった・・・!
山地さんは言った・・・
『まなぶくん、君の頑張りはいつも見ていたよ』
『こんど会社でゴルフコンペがあるんだ!10万円ぐらいで何か賞品を見繕ってくれないか?』
と言ったあと、山地さんは店内の商品を見渡した・・・
一通り見渡すと『まなぶくんに任すよ!決まったら連絡して!』
と言って山地さんは会社に戻って行った・・・
私はその山地さんの豪放磊落な人柄に触れ、不思議な魅力を感じるのであった・・・!
その後も、何かと私たち家族と店は、山地さんにお世話になっていく・・・
やがて私が不動産業を生業としていく遠因は、ここから始まったのである・・・・