●ゆるストイック / 佐藤航陽
緩くするところは緩くして、ストイックにするところはストイックにしような、ということが書いてあるんだろうな~とぱらぱらめくっていたら、結構目の覚めるようなことが書いてあって非常に気付きのある本でした。
◇「ゆるさ」とは
・「ゆるさ」とは怠惰ではなく、環境や状況に応じて自身の在り方や行動を変えられる柔軟さのこと。
・「自分は自分、他人は他人」というマインドを持ち、他人の姿勢や意見にはゆるく構え、自身の目標には徹底的にストイックになる。
◇価値観や常識は常にアップデートが必要(アップデートすべき価値観は以下)
・公正世界仮説:「努力は必ず報われるわけではない」という現実を冷静に受け入れる。
・被害者意識:状況が思うようにいかないときに環境や他人に原因を求めず、自分ができることを考える。
・自己責任理論:自己責任だけではなく、他人や環境の影響も考える。
・ゼロリスク思考:ゼロリスク=ゼロリターンなので、リスクを前提にリスク管理を行う。
・ゼロ失敗思考:失敗なしに成功することは不可能、失敗に慣れる。成功の対義語は無挑戦。
・ロジカルシンキング信仰:物事の全体を見通すことは難しく、合理性には限界があることを知る。
◇才能と運が支配する世界で努力を続けるポイント
・自分に配られたカードを知る:自分がどんなことに興味を持ち、何に快楽や苦痛を感じるのかを知る→自分では特にがんばったつもりはないが、周りからよく褒められることを見つけることが近道。
・活動に没頭する:目の前のことに集中して没頭することで脳がリラックスする。
・柔軟に変化し続ける:人は明日が今日と同じように続くと考えがちであるが、実際には日々変化しており、その変化に対応できるという柔軟なマインドを持つ。
◇ゆるストイックを持続するコツ
・正解がない世界が当たり前(正解があった世界がイレギュラー)であることを認識する。
・あらゆることをゲーム化する:日々の生活にゲーム的な要素を入れることで脳がより強く報酬を感じ、興味や集中力を刺激する。具体的には、届きそうで届かない目標を掲げるのがよい。
・自分と環境を見つめ直すために、毎日を点数評価して、どんな日が自分にとって最高で、どんな日が自分にとって最低なのかを分析して把握する。
◇成功するには試行回数を増やす
・試行回数を増やし運のいい人になる(くじを引き続ければ、あたりを引く確率は高くなる)。
・「失敗≠無能」ではないことに気付く。くじで1回外れを引いただけで無能になるわけがない。
◇新しいことに挑戦することを習慣化する。
・28歳を過ぎると前頭前皮質の成長が終わり新しい挑戦が苦手になるので、新しいことに挑戦するのを習慣化することでハードルを下げる。
・新しいテクノロジーに触れ続ける(35歳以降に発明されたテクノロジーには抵抗感や懐疑心を覚える)。
・35歳までに得た成果やスキルがキャリアの安定と安定を左右するので、35歳までは全力疾走すべき。
◇「言葉」は不完全なコミュニケーションツール
・コミュニケーションで相手に影響を与えるのは、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報は7%に留まる。
・視覚と聴覚を活かした情報発信を心がける:言語の内容よりも視覚や聴覚情報から得られる印象のほうが影響が大きい。
・現代社会では、ビジネス、政治、科学、テクノロジーに近い人ほど、言語や論理を過剰に評価しがち。
・日本人の8割の国語力や数学力は小学校高学年レベルで止まっている。
・現代の二極化や経済格差は、経済的な問題だけではなく知識格差ともいえる。
・自分とは異なる立場の人を愚かだと切り捨てるのではなく、彼らの背景や理屈を探る努力をすることが重要。自分と他人は同じであるはずという思い込みを捨てる。








