オバマ・ガール
前回に引き続きスーパーチューズデー絡みです。
頭から湯気が出るほど熱くなっている同僚にだいぶ感化されてきたのかもしれない。
私の周囲には民主党バラク・オバマ氏支持者が多いです。しかも、かなり熱心な支持者たちなのです。
接戦のあまり候補者の決まらない民主党。
オバマ派曰く、もしヒラリー・クリントンが候補者になったら、2008年11月の大統領選では
共和党に有利になってしまうらしいいのだ。
その理由はヒラリー派にはフェアではないかもしれないが、支持者も多いが、彼女を嫌う人も多いとから。
逆にオバマ氏を嫌う人は少ないらしい。オバマよりクリントン支持に回る人は、経験の多さであったり
政治家らしさを挙げるらしい。
予備選で同じ政党同士でこんなに闘って、それでも最終的には1人に絞られた時、支持してなかった候補者を
大統領選で支持できるものなんだろうか、というのが私の素朴な疑問だ。
民主党支持者なら、例え嫌いな候補者であっても民主党の大統領がほしいのか、
むしろ共和党の候補者を支持するのか。
もしクリントンが候補者となったら、クリントン嫌いの人は厳しい選択に迫られるとのこと。
そして無党派の多くは共和党に流れるだろうと。
あくまでも、オバマ派曰く、だ。
更には、オバマ氏は民主・共和の垣根を超えて支持されているというのだ。
これまでずっと共和党支持者で、ブッシュ(父)&ブッシュ(息子)に票を投じてきた家族のメンバーが
今回はオバマ氏を支持しているなんて話をよ~く聞く。
正直、オバマ氏・クリントン氏の闘いの結果が日本にどんな影響を与えるのか、
これから開発・人道支援の分野でどんなインプリケーションがあるのか、わからないが、
どちらかを選ぶとしたら、私もオバマ氏を選びたい。
なぜなら、
1)ブッシュ・クリントン政権が長く続いたので、そろそろ別のリーダー到来に期待したい。
ブッシュ(父)、ビル・クリントン、ブッシュ(息子)と大統領が続いているので、ここでまたクリントンってのは
面白みに欠ける。
2)黒人大統領。
あえて強調すべきではないけれど、やはりこれまで白人大統領しかいなかったし、
人口構成&アメリカの黒人差別撤退運動の歴史から考慮すると、今までいなかったのが不思議だ。
3)若手。
日本の総理大臣と違って、アメリカの大統領は例え経験や年齢が未熟でも、民意を引っ張る力と
問題意識とそれに見合った政策を掲げていれば、足りない部分(経験)は参謀なり周囲なりがフォロー
してくれるんじゃないかと。
首相の場合、政党の党首が首相になる訳で、党内の利害調整のできるベテランじゃないと
カリスマだけじゃ無理だと私は思う。
さて、オバマ派には1つ大きな懸念がある。
まだまだ先の話だが、もしオバマ大統領が就任したら、J.F.ケネディのように暗殺されやしないかと気がかり
なんだそうな。このご時勢でも?!と思うだろうが、私もそう思ったが、
9.11が何でも起こりうるってことを証明したも同然だ、との返答。
オバマ氏の父親はイスラム教徒でもあり、アメリカの反イスラムを唱える過激派の存在が脅威なんだそう。
この時期にこの国にいられるのは貴重な経験である一方、もういい加減放っておいたら、という気分にもなる。
だって、大統領選はまだまだ先なんだし今からこんなお祭り騒ぎしてたら仕事になんないよ。