さぁ、鳩山内閣誕生から1週間が経ちました。
日にちは経っておりますが、まずは新政権誕生翌日の朝刊の社説から。

◎読売新聞 『進路を誤らず改革を進めよ』
◎朝日新聞 『「変化」実感できる発信を』
◎毎日新聞 『果敢に「チェンジ」を貫け』

                  ( 2009年9月17日 朝刊 掲載)
     
 以上のようになっておりました。
おおかた各社とも期待感に溢れた論調になっていたように感じます。

中でも私が、強く共感したものは、読売新聞の「公約に縛られるな、公約違反を恐れるな」という趣旨の文。
高速無料化を始め、まだ議論が必要なものが多いかと思います。それらについては今後、改めて意見を寄せたいと思いますが、公約違反を恐れず、本当に国民のためになる政策を実行して欲しいと願います。


 さて、記念すべき第一回は、『新政権に求めるもの』と題しまして、私の考えを綴りたい。


 新内閣に望むこと。それは、国民に対して、真摯にあって欲しいということ。嘘をつかないで欲しい。

思い起こせば、ここ2~3年の政権下での疑惑や失言に私は怒りを覚えた。その要因たるものは、真摯に詫びるのではなく、嘘を重ね、あるいは不自然な言い訳や訂正であやふやにしようとしたその姿勢だ。

政治家たるもの言動が命であることは当たり前だが、もし、過ちがあったなら、認めるべきものは認め、謝罪すべきは謝罪する。その上で必要があれば、国民の代表として潔く責任を取ればいい。その真摯な態度こそが選挙で選ばれた政治家の最初に果たすべき責務であるからだ。

 新政権では、例え身内の不祥事であろうとも正直に話し、充分に説明がなされることを望む。
これは、今後の西松違法献金裁判、及び故人献金問題における対応の次第が物語ることになるだろう。



 総理がよく口にする言葉。

 『友愛』とは何ぞや?

 辞書によれば、「兄弟間の情愛、友人に対する親愛の情」だというが、私にはまだその意味するものが見えてこない。そこで思い出されるのが、安倍政権の『美しい国、日本』。

 あなたは美しい国と聞いてどのような国を想像するだろうか?

 私は『道端にゴミひとつ落ちていない国』を想像したが、おそらく、それぞれが違う国の姿を想像したのではないだろうか?抽象的な言葉で、聞こえをよくするのは簡単だ。しかし、だからこそ、共有できる概念、具体例で示す必要がある。

結局、言葉だけが先走り、具体性を伴わなかったというこの失敗例から新政権は学ぶべきだ。

 『脱官僚、温室効果ガスの削減』、大いに結構である。

 しかし、我々国民は、未だ国家としての理想像、ビジョンを聞いていない。(私が知らないだけ、もしくは、マスコミが報道していないだけなのかもしれないが‥。)

 まず、首相は自身の理想とする国の姿を、国民がわかる言葉で具体性を伴い説明すべきである。それは新政権と国民との理想と目標との共有であり、最初の信頼関係を築くことでもあるからだ。
 今後の首相の言動に注目したい。
2009年9月16日。

そして、その内閣は誕生した。
明治維新以来の大改革がこれから行われようとしている。
それはまさに『平成維新』。後の世にそう呼ばれる時がくるのだろうか?

就任会見において、総理は「一票を投じればいいという発想ではなく、ぜひ政権に様々なものを言っていただきたい。」とそう述べた。

時は戦国。かの石田三成は自身の旗印『大一大万大吉』に、「天下のもとで一人が万民のために、万民が一人のためにという世の中になればすべての人が幸福となり、太平の世が訪れる。」との思いを込めた。それはすなわち、人の意識の持ち方が世のあり方を変えるということであろう。

政府は今、国民一人一人の意見、すなわち政治参加を求めている。
まずは、我々一人一人が政治に対する意識を変えることだ。
広く意見を述べていこう。それを政府は求めている。
そして、ここがその場になることを願う。