管理会計の領域で最もポピュラーなものは、損益分岐点分析があります。
損益分岐点分析は、将来の利益計画などで用いられるものです。
たとえば、美容室を経営しているとします。
利益を10万円獲得したい場合、何人の顧客が来店する必要があるか?。
----------------------------------------------------
客単価は4,500円とします。
シャンプーやワックスなどの消耗品が1人あたり500円として、
テナント料が30万円とします。
----------------------------------------------------
まず、テナント料30万円は、客数によって変わらない費用なので、固定費といいます。
一方で、消耗品は客数に応じて変わる費用なので、変動費といいます。
1人あたりの利益(儲け)は、4,500-500=4,000円です。
客が1人増えるごとに、4,000円が増えるわけですね。
この利益(儲け)のことを、限界利益と言います(比例利益のイメージです)。
ここで、テナント料30万円を回収するために、必要な客数を求めてみます。
30万円÷4,000円=75人と計算されます。
つまり、75人来店すれば、テナント料は何とか支払えるわけです。
売上高に直せば、75人×4,500円=337,500円です。
この売上高は、利益も損失も生じませんね。このことを損益分岐点売上高といいます。
さて、利益を10万円獲得したい場合、何人の顧客が来店する必要があるか?に戻れば、
テナント料30万円に10万円を上乗せすればよいわけで、
40万円÷4,000円=100人と計算されます。
100人来店すれば、10万円の儲けが出ることがわかります。
売上高-変動費-固定費
販売単価×客数-1単位あたり変動費×客数-固定費
=利益という計算式にしたがって計算しているだけです。
4,500×客数-500×客数-300,000=利益100,000
で、客数=100人と(´Д`;)。
以上です。
ちなみに、損益計算書上に変動費や固定費が明確に表示されているわけではないため、
もし、損益分岐点分析を用いたい場合は、その企業の変動費や固定費を別途類推する必要があります。
類推する方法は次回で・・・・。