国の根幹に関わる話! | どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ

国の根幹に関わる話!

誰も大声で騒ぎ立てませんが、
本来は
国の根幹に関わる一大事
として取り沙汰されるべき事件が、
一部のマスコミなどで報じられました。


読者の方の中には、
これは大変なことだぞ!」
と強い問題意識を持たれた方もいらっしゃるでしょうが、
私の知る限り、
この報道を聞いて、
国家レベルの危機を感じた人間など皆無でした。


昨夜も、
相変わらずゴールデン・タイムの放送枠では、
くりぃむしちゅ~がバカ面を晒していましたし…。


あんな番組を観て喜んでいる連中などは、
どこか見知らぬ土地の一箇所に集めて、
そこに定住させてしまえばいいのです。


一つの独立した国家として…。


あんなものを観て、
いいじゃないの…、楽しいんだから
と怠惰な日常に埋没しているような人間と、
同じ選挙権を有する市民の枠に
収まっていたくはありません。


できれば、
別の国に分かれて住んで、
一切の関わりを絶ち切りたいものです。



あ…、
すいません、
その重大なニュースとは何か」、
でしたね…?


その前に、
まず初めに確認しておきたいことがあります。


そもそも、
まともな国家というのは、
どういう国家のことをいうのでしょうか?


国際関係や内政、社会保障など、
視点によって適当な定義は変わってくるでしょうが、
最も基本的なお約束事として
まず国家の根幹には、
法による支配」という機能が、
厳然と確立されていなければなりません。


時の政権の都合によって法の解釈が変化したり、
司法を司る裁判官の人間性によって、
判断の基準がブレてしまうようでは、
国家は国家としての体をなさなくなってしまいます。


法はいつも根源的に普遍的で、
不変なる価値基準として
君臨し、

且つ統治していてもらわねば困ります


少なくとも、
法のシステムがきちんと機能していないような国で、
我々市民は安心して日常生活を営むことはできません。


法は国家の根幹であり、
市民生活の基盤なのです。


そして、
当然その法が実際に運用される司法の場は、
より多くの国民によって「妥当
」だと合意されている
公正な基準によって支配されていなければなりません。


我々国民は、
そういうことが
ちゃんと機能していることを織り込んで、
重い負担の納税義務に応じているのです。



さて、
以上までの大前提を確認した上で今日の本題に入ります。


今月20日、
女性暴行と同未遂事件の容疑者として逮捕され、
裁判で懲役3年の刑が確定し、
約2年1カ月もの間投獄され、

その刑期を終えた一人の男性の再審初公判が
富山地裁高岡支部で開かれました。


刑が執行され刑期を終えたのに
再審が行われたのです。


妙な話ですね…。


実はこの男性は、
富山県警が作成した似顔絵が決定的な証拠となって
平成14年の春に、
強姦未遂容疑と強姦容疑で逮捕されました。


その後
その似顔絵だけを物的証拠として起訴に至り、
懲役3年の判決が確定し服役させられます。


ところが、
別の事件で逮捕されていた真犯人の供述から、
この男性が無罪であったことが判明


しかし、
時既に遅く、
冤罪が判明したときには、
その男性は、
約2年1カ月という刑期を終えてしまっていました。


真犯人が判明したことで、
無実の罪を着せられたこの男性は、
名誉を回復するために
心気一転して裁判の再審を請求。


そこで
今回の再審公判が行われる運びとなったのです。


ところが、
誤認逮捕に至ったずさんな捜査の実態を追及するため、
この男性の弁護人が
当時の取調官の証人尋問を申請したところ
富山地裁の藤田裁判長は
その必要性はない
と申請を却下したのです。


なんという裁判官でしょうか…。


閉廷後、
弁護団と富山市内で会見した男性は、
この裁判長の判断について
非常に残念で怒り心頭。
 冤罪が晴れたとは思っていない

と述べ、
日本の裁判制度に対する絶望感を露わにしました。


なんとも…、
いたたまれない話です…。


高い税金を納めて
司法制度を維持している国民の一人として、
この国の司法制度に対する絶望感を、
彼一人に背負わせていていいのでしょうか?


私はその絶望感を、
国民全体で共有すべきだと思っています。


この男性に起こった悲劇の実態は、
彼自身にしか語りえないものなのかもしれませんが、
それでも、
少し想像力を逞しくして
この一人の男性に起こった現実を追体験してみれば、
如何にこの国の根幹そのものが腐っているのか
よく分かるはずです。


この事件は、
彼という一人の人間に起こった悲劇なのではありません。


この国に生きる者として、
共に絶望を共有して
権利のための闘争(イェーリングより)’
の動機にしていかねばならない一大事なのです。


こんな愚かしくも恐ろしい冤罪が、
ごく簡単な手続きで捏造されるような国が
一人前の法治国家だといえますか?


日本は決して法治国家なのではありません。


冤罪‘放置’国家なのです。


いえ、
冤罪捏造国家といった方が正確でしょうか…。


今回の事件で特に注目すべきなのが、
この男性を刑務所に放り込む前は
あれだけ強い口調で有罪を訴えていた検察が、
今度の再審公判では手のひらを返して、
男性が無罪であることを立証します
とほざいたことです。


加えて、
3年の実刑判決を確定させた
先の裁判では、

一切示されることのなかった、
男性宅の通話記録などのアリバイ証明や
この男性のものではない犯行現場の足跡
などの決定的な資料も提出されました。


なんということでしょう。


つまり、
3年の実刑を確定させた先の裁判では、
検察も警察とグルになって
この男性を犯人に仕立て上げるフィクションをでっち上げ、
提出すべき重要な証拠物件を、
恣意的な判断で裁判所に提出しなかったということです


こんなことが許されていいのでしょうか?


さらに、
多くのマスコミでは報じられていない、
驚くべき後日談があります。


この冤罪被害男性が、
当時、
虚偽の自白を強要してきた警察官に直接電話をかけて、
何故私を犯人に仕立てのか
と詰め寄ったところ、
この警察官は、
あんたを犯人に仕立てるように、
 検察と警察が組織ぐるみで動いていたからなぁ。
 何故と理由を聞かれても、
 そうすることになっていただけさ。
 今更どうしようもないわ

と言い捨て、

一方的に電話を切ってしまいました。


つまり、
一人の人間を犯人と決めつければ、
たとえ無罪を示す証拠があっても、
組織ぐるみでそれを隠蔽し、
ありもしない犯罪フィクションを捏造するというのが、
この国で日常的行われている
刑事捜査の実態だというのです。


なんということでしょう。


こんなことが許されていいのでしょうか?


この分では、
一体どれほどの無実の人が、
ありもしない犯罪フィクションを捏造され、
実刑に服させられていることか
分かったものではありません。


ねぇねぇ、
そこで演説中の小泉に手を振っている
ヒョウ柄のTシャツを着たおばさん…、
あなた、
日本の裁判は公正に行われているもの
と信じているでしょ?


おもわりさんや検察が間違いを犯すわけがないって…。


え?
検察って、警察のことでしょ?
 どう違うの
?」
って…?


そういうのを、
B系のお上意識というのですよ。



皆さん、
多くの国民の富を搾取して
ミサイルをぶっ放しているお隣の国を
嘲笑っている場合ではありません。


この日本においても、
非人道的な人権抑圧行為が
そこかしこで頻繁に行われているのです。


それも、
暴力団や暴走族でではなくて、
国家権力の執行機関たる
警察や司法の現場において…。


こんな恐ろしい現実があっていいのでしょうか。


今回のような恐ろしい冤罪事件を、
涼しくやり過ごしてはなりません。


なのに地上波テレビは、
相変わらず何事もなかったかのように、
くりぃむしちゅ~にバカ面を晒させて
偽りの平和ムードを醸成し続けています。


だから私は何度も言っているのです。


太田総理に日本の政治を語らせるな!」
と…!


言っておきますが、
日本は決して平和なのではありません。


思考と感情を断ち切られ、
盲目的に怠惰な日常に埋没させられる
家畜牧場国家なのです。


皆さん、
どうか気付いて下さい。


我々のすぐそばに、
恐ろしい現実が広がっているのです。



爆弾私は人間が内包している攻撃性にビビリまくっています。
そんな恐怖に慄きながら、日々真実を求めているのです。
こんな軟弱な私ですが、是非みなさんの勇気をお分け下さい!
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