何故日本人は怒らないのか？
皆さん御案内の通り、
日本人は国際的に稀に見るお人好しです。
国際法に違反した方法で
日本の占領政策を押し進めたアメリカですら、
日本人がここまでお人好しだったとは
想像もしなかったことでしょう。
今の中国を見て下さい。
一見北京オリンピック特需に沸いているように見えますが、
その陰で、
何千人もの子供をさらってきて
強制労働を強いている業者がいるでしょ？
中には、
小遣い稼ぎ目的で、
自分の実子を
8000円という価格で
売り捌く親もいるくらいです。
その子供達は、
大人達が決して手を付けないような
危険な仕事に就かされているといいます。
有害物質が溢れる炭坑で長時間労働させられたり、
発ガン性の高い産業廃棄物を運搬させられたり…。
世界には、
このような強制労働を強いられている被虐待児童が
確認されているだけでも、
1億6000万人に及ぶといいます。
目を覆わんばかりの現実ですね。
先日
赤ちゃんポストに置き去りにされた
三歳児も
とても気の毒ですが、
実の親に下賤に売り飛ばされて
厳しい虐待の日々を送っている
中国やアフリカの子供達はもっと悲惨です。
何故世界の人間はこんなにも残虐なのでしょうねぇ…。
今の
日本ではあまり見かけませんが、
弱者を虐待して絞り取る構図というのは、
太古の昔より一種のグローバルスタンダードでした。
日本人のようなお人好しが地球上に誕生するなど、
世界史的な水準でいえば
奇蹟と言っても過言ではないでしょう。
え？
「そんなに珍しいの？」
って…？
珍しいのなんのって、
謂わばツチノコ級の奇蹟といえるでしょう。
そのことは、
今現在の日本周辺の国々を見れば明らかです。
日本国憲法だってそうです。
制定から60年が経つというのに、
未だに有り難がって祭壇に奉っているでしょ？
ところが、
国際法に違反して押し付けられたこんな憲法、
本来は無効なのです。
何故なら、
サンフランシスコ講和条約を締結するまでの日本は、
実質的にも名目的にもアメリカGHQの占領下にあり、
主体的な主権国家ではありませんでした。
現在、
多くの日本人によって有難く奉られている
日本国憲法は、
そんな状況下で制定されたものです。
しかしこのプロセスは、
占領地の制度や法令を変えてはならないと定めている
「ハーグ条約」に完全に違反しています。
占領下でも議会は存在していましたが、
主権はあくまでマッカーサーが握っていたので、
当時の日本は、
まさにこのハーグ条約が禁止している状況にありました。
つまり今すぐにでも、
安部晋三内閣総理大臣が、
「ハーグ条約に基づき、
今から日本国憲法を無効にします」
と宣言しても、
原理的には誰も異を唱えることはできない
ということです。
大体、
現存の憲法を制定するときに、
一番強く反対の声を上げたのは、
今「護憲」を叫んでいる政党の人間ですよ。
こんなダブル・スタンダードが
許されていいのでしょうかねぇ…。
自主憲法制定というのは本来、
9条の一部を改めたり、
新たな条文を付け加えることをいうのではありません。
現存憲法の一切をハーグ条約に基づいて無効化し、
新たな枠組みの憲法を一から組み立てることをいうのです。
皇室典範だって同じです。
皇室典範をはじめ、
この国の根幹を形作る基本法の多くが、
アメリカGHQ占領下で制定されました。
多くの識者の方はこういう状態を
「植民地」だと揶揄していますが、
実はそんな生易しいものではありません。
日本はアメリカの植民地なのではなくて、
占領奴隷国家なのです。
だってそうでしょ？
国際法の規定を一切無視するかたちで、
日本に脈打ってきたレジュームの根幹が完全に破壊され、
アメリカによる独善に基づいて
恣意的に再編されたのが今の日本なのですから…。
自主憲法を自らの手で制定できないような国を
主権国家と呼ぶことはできません。
自らの安全を守る防衛力が不在なのも、
トップリーダーを
自らの手で選ぶためのシステムが存在しないのも、
すべて占領奴隷国家故の悲劇です。
主権が存在しないから、
たとえ公金が横領されようが、
悪徳官僚に年金を無駄遣いされようが
全く怒りの感情を表に出さないのです。
日本人は思考が停止しているだけでなく、
感情も停止しているのです。
これが人間だといえますか？
これが主権国家だといえますか？
こんな無茶苦茶な状態を迎えているにも関わらず、
何事もなかったかのように毎日が流れているのは、
決して日本が健全だからではありません。
日本に意思が存在しないから、
怒る主体が立ち上がらないのです。
皆さん…、
「自主憲法制定」と叫びながら、
9条をちょいちょいといじって
アメリカ追従度を更に高めようと企む
安部晋三のレトリックに騙されないでください。
9条をちょこっといじったくらいで、
自主憲法を制定したことにはなりません。
私はここに提言します。
真に日本が主権を回復したいと望むなら、
現行憲法は今すぐその一切を無効にすべきです。
そのアクションを起こすことのリスクを
すべて引き受けることのできる覚悟のうちに、
主権者としての意義が内在するのです。
今の日本は、
いながらにして外国に住んでいるかのような
歪な錯覚を感じさせる曖昧な文化圏のうちに
まどろんでいるといえるでしょう。
私は人間が内包している攻撃性にビビリまくっています。
そんな恐怖に慄きながら、日々真実を求めているのです。
こんな軟弱な私ですが、是非みなさんの勇気をお分け下さい！
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平和ボケしている日本に埋没していては、
決して知ることのできない恐怖が存在しています。
世界の闇は、
我々の知らないところで確実に拡大しています。
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