日本は広告代理店が操作している! | どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ

日本は広告代理店が操作している!

長く続いた沈黙の10年のあと、

この国の景気はにわかに活況を呈し始めています。


しかし私は、

一部の勝ち組だけがお祭り騒ぎをしている現在のような経済状態など

決して健全な社会状態とはいえないと思うのです。


もちろん、現在のような活況を影で操り演出しているのは、

電通や博報堂などの大手広告代理店なのですが、

実はこの国の経済構造のどこかしこに

この広告代理店というモンスターが蔓延っているのです。


例えば、

裁判員制度のPR告知のため、

最高裁判所という司法権のトップが

電通に新聞記事広告の制作を発注しました。


本当は編集タイアップという広告に過ぎないのに、

いかにも一般の記事のような体裁を取り繕うことで、

「裁判員制度賛成」という方向へ

多くの読者の意識を誘導しようとしたのです。


あの最高裁判所がですよ。


大手とはいえ民間の広告代理店に

虚飾まがいのPR業務を発注したのです。


まあ、この日本に正常な民主主義が息づいていると

考える方が馬鹿なのかもしれませんが、

あの司法権の最高機関たる最高裁場所までもが、

国民の税金を使いながら、

資本主義社会の伏魔殿たる広告代理店と結託しているのです。


広告で消費者を扇動して購買意欲をそそり、

その騙しの構造の中で企業が暴利を貪るという構造を打破しないかぎり、

大量消費資本主義社会に生きる我々民の未来は

固く閉ざされてしまっているといって過言でないでしょう。


カール・マルクスは「資本論」の中で、

社会主義の未来を正しく見極めることはできませんでしたが、

しかし資本主義社会の矛盾を

誰よりも正しく指摘することに成功しました。


ただ

マルクスが資本主義分析の中で見落とした唯一最大の欠落点は、

資本主義社会の構造の中で人民の生き血をすすりながら膨張する

広告代理店という存在でした。


広告代理店が虚偽の誇大広告を捏造して消費活動を刺激し、

暴利を貪るクライアント悪徳巨大企業の懐をますます越え太らせる…。


これぞ、資本主義社会ならではの悪魔のサイクル。


我々は、

騙されながら金を使わされる構造の中に生きているのです。



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メラメラ私はマルクス主義者ではありませんが、

マルクス思想のすべてを否定しているわけではありません。

彼の資本主義社会分析は、やはり20世紀最大の社会科学といえるでしょう。


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