あらすじ
別々の未来を見る2人の物語は決して交わることはない。

プロローグ

兄「兄は、もう、御主を失いたくないのだ。

妹「だからって私を止めることはできない。
私は地上に残る!
兄者は、一人で宇宙に飛び立ってくれ!!

兄「嫌だ・・・兄は、御主を連れて行く!

妹「兄者は、前世の記憶に、こだわり過ぎた。
私を思う気持ちは、前世においての感情であろう。
過去にこだわるでない。

兄「しかし地上に居たら死んでしまうのだぞ!

妹「兄者・・・人はいずれ死ぬんだよ。
自然の摂理である。
だが、人間は自然の摂理を壊した・・・

不老不死を得てどうなった?
生ることに対して人は無頓着になった。
兄者でもそうであろう。
私も同じく生きていることに、実感できなくなった。
だから、私は地上に降りて残された時間を精一杯生きたい。
生きることを実感していたい。

兄「・・・・
・・・
一度降りたら2度と後戻りは出来ないのだぞ・・・それでも行くと言うのか?

妹「ああ!行くよ!
私は地球という絶対の自然と。。
人類の歴史を感じる為に生まれてきたんだ!!

兄「そう言うと思ったよ・・・
わかった、もう止めはしない。

・・・だが兄は諦めないぞ。
御主を失う人生は、もうウンザリなのだ。
必ず科学力を発展させて、地球を救いに戻ってくる!

妹「・・・期待しないで待ってるよw




後書き
と、言う訳で、兄と妹が別の未来を辿ることとなりました。
兄は地球を脱出した未来での出来事を書く。
そして妹よ・・・死を迎える地球での出来事を書くのは御主に任せたぞ!!。



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第一話、地球脱出。。

私は宇宙エレベータに乗り込み妹に別れを告げる。
涙は流れることはことはない。
こんな別れは、これまでの前世で何度も体験しているからだ。



それに・・・



宇宙には・・・



私の恋人が居る♥


不老不死で肉体を若返らせた彼女は、私にとっては最大の娯楽品なのだ。
だから妹との別れもそれほど苦痛ではないのだ。


だが妹のことは心配である。
下界に降り立つ危険な考えを起こす人間は少数派だからだ。
100万人に一人程度の割合である。
また、地球に取り残された難民も多く存在する。
死の淵に立たされた難民がどういう愚考を行うかは想像するだけで鳥肌が立つ・・・



有余は5年しかない・・・

5年以内に隕石から地球を守らなければならないのだ。

それに5年もあれば、妹の心持ちも変わっているかもしれない。

仮に地球を救えなくても、何らかの手段で地球に帰り妹を救出しなければならない。


私の色々な気持ちを乗せてエレベータは上へと上がる。
まるで、私の希望とする願いが全て天に繋がっているようだ。

必ず全ての願いを叶えてみせる!
難民も全て救出してみせる!!

そう気込みながら私は、宇宙ステーションへと入る。


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2話 馴れ初め話・出会い編


ステーション入り口では、彼女が待っていた、。

「待ってたよwダ~~~リン♥

この妙なテンションの彼女とは宇宙ステーション内で知り合った。
と、いうよりも30年以上前から知り合っているのだが・・・

彼女は、私の小学校の頃からの同級生で、私はずっと彼女に恋焦がれていていたのだ。
けれど純情だった私は彼女に声を掛けることもできないで不毛な青春時代を送っていた。
彼女とは中学卒業と同時に完全に疎遠になってしまい。
告白できなかった自分にずっと後悔していた。


だが、不老不死という人類の奇跡的な技術進歩によって、20歳前後の容姿に若返えることができるようになったとき、
私は彼女のことを思い出さずには居られなかった。
だが私も彼女も45歳・・・
私は独身だったが、彼女は恐らく結婚して家族も居ると思い込んでいて諦めていた。

だが私は彼女とステーションで出会う。

一度目の隕石緊急回避の情報を知らされたとき、
彼女に会えるチャンスが訪れたと思った。
隕石回避で政府が住民に召集を掛ける手法は、住所を各都道府県、市町村ごとに、グループ分けで
ステーション内に集められるからだ。

もし彼女が同じ地区に変わらず住んでいるとしたら、会えるチャンスがあるのだ。
彼女の45歳の顔が20前後に若返っているならば、見れば判るはずである。

私は、必死になって探した。

だが、同じ地区とはいえ1万人も人が居る。
その殆どが20歳の顔をしているのである。
同世代の顔で1万人の人ごみから彼女を探すのは容易ではなかった。



だが、30年分の思いは伊達じゃなかった。
私はストーカーのように、全ての女に片っ端から声を掛けた。

体力の問題を考えると、時間を掛ける訳にはいかない。
人はウロウロしてるから、同じ人間を2度確認してしまうかもしれず体力を無駄に消耗する

とにかく時間を掛ける訳にはいかないのである。
私は女を見つけると顔を両手で無理張りねじ伏せて確認する。
何度も殴られたけど、私はヘコタレなかかった。
そんな彼女への一途な思いと努力をする自分の精神に感動しつつ、ようやく彼女を見つけ出すことに成功した。


彼女は・・・



私を覚えていなかった・・・



私は何とか説明をして、彼女への思いをブチマケタ。


気分がスッキリするのを感じる・・・
45歳といど、青春を感じている自分が良くわかる。

だが、青春の時のようには、物事は運ばない。

相手は45歳なのである。
酸いも甘いも兼ね備えた人間である。
私の思いなど軽くあしらわれ、旧友として普通に対応された。
さすが45歳・・・
精神面において清純時代の面影など彼女には一切無いのである。


そうして、旧友としての話題が盛り上がり和んでいたら、ふと疑問に思った。
避難は家族単位で行われるのだが、彼女の側には家族が見あたらなかった。。
独り身ならチャンスだと思ったが、両親の姿が無いのが疑問である。
人ごみに紛れてしまったのだろうか。いずれにせよ、この場所は、彼女の避難地区ではないようである。
私は彼女を連れて、割り当てられた避難地区へと向かった。

彼女に家族のことを聞いてみたが余り話したがらないようだった。
両親は居るそうで、探している最中だと彼女は言うのだが、大の大人45歳が迷子になるなんて変である。

独り身であるかどうかも確認しようとしたが、はぐらかされるばかりである。

会話を家族の話題にすればするほど、彼女の顔は暗くなっていった。

嫌われたら嫌なので私は話題をお菓子に切り替えた。

彼女はマンマと餌につられた・・・

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4話、馴れ初め話・恋人?関係?

お菓子の話題に切り替えた瞬間、彼女が話題に飛びついてきた。
それはそのはず。
このステーションにお菓子持ち込んだ人間は僕しか存在しないからだ。
なぜ、そんなことが可能なのかというと、隕石の落下の緊急速報は、ステーション内で初めて知らされる情報なのである。
国民は何も物資を持たないで、ここに集められるのだ。

僕は、オカルトマニア+理屈家だったので、こうなる自体は予測できていたからだ。



彼女を僕の地区に連れて行き、親戚一同に紹介をした。
だが、親戚一同は、根暗な話ばかりをする。
彼女の家族への話題にも触れ、家族を探すように催促している。
彼女は、家族を探す事を促されて、どこかへ行こうとした。

だが私には明らかに彼女の方が気を使っているように見えた。
お菓子の話題をふった時の笑顔は完全に消え去っている。

私は、親戚の無頓着さに訳の判らない怒りがこみ上げた。。

だから僕は即効で答えた。、

私と彼女は婚約したから今日から家族になった・・・と、いうことを伝えた
家族の私がここにいるから、居場所は、ここである。

無理があるとは思った。。
彼女の気持ちさえ良ければ上手く行くような気がした。

突発的に避難命令が出ていたし、将来の社会経済システムは完全に不透明となっている。
経済も完全にストップしていて、今更、将来がどうのこうと気にして反論する者はいない。

こんな感じで、私と彼女は親戚一同目線で夫婦となった。

だが、私にとっては、彼女がこの婚約を断らないことが逆に気がかりだった。

家族と上手くいっていない。あるいは何らかの心に闇を抱えているのだろうかと、考えずにはいられないのである。


ステーション内は、非常に退屈である。

皆やることが全く無い。

それは彼女も一緒である。


でも、まあ、この自体も予測していたことである。。
ネットワークには繋がらない無意味な携帯に予め、
大量の小説をダウンロードしていた。
一時的なしのぎにはなるだろうと思った。

電池問題はあったが、携帯は皆が所有していて腐るほどあるのは判っていた、。、
皆から借り受けた携帯に小説データをコピーして、皆に語って聞かせた。


隕石は、約3ヶ月ほどで地球に最も接近すると政府が発表した。

隕石が、もしも、地球に衝突すれば、地球には2度と帰れない。

だが、もしも、地球からそれれば・・・








3ヶ月が経った。
なんと隕石は、ステーションから見えるところを横切るらしい。








私達は、なにやら椅子に座られ固定され、
ようわからんが隕石を回避するための、発進が行われた。







隕石は音もなく、横切った・・・


そのスケールの大きさといったら、言葉で説明できない。
地球の美を打ち壊す神の力を目で確認しているようである。

隕石の直径は、35kmくらいあるらしいが、それほど壮大なスケールの物体を
丸ごと目に納めたことが、果たして人類にあるだろうか。。。
地球だって丸ごと見える訳ではない。
丸ごと見えるのは、月に行ける宇宙飛行士ぐらいなのである。

私達は、死を目前にした恐怖よりも、遥かに感動の方が勝っていたのである。

そして、私達に強大な力を見せびらかすように、地球の裏側へと隕石は消えていった。






隕石は当たらなかった。





気が付くと皆は歓喜の声を発していた。
それは僕も彼女も同じである。




このスケールの大きな出来事が彼女の心に変化をもたらしたのかもしれない。
彼女が話したがらなかった家族の話題をぽつりぽつりと話はじめた・・・
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第6話  隕石回避直後の世界・回想編


私達は、宇宙エレベータを降りて一時避難移住地区とやらに、住まわされた。

森が綺麗な場所であり、流石は、○○島・・なだけはある。

住居も与えられ、何不自由しない生活がさせてもらえた。

だが、ここでも自由があるとは言えなかった。

労努力平均化法案が成立されたとかで、私達は強制労働させられた。
年金が需給できるはずだった65歳までの時間をきっちりと働かなければいけない。
仕事の内容は、完全に国が管理していて、仕事のおもな内容は、宇宙脱出プロジェクトに関してである。

計算予測では、10年後にもう一度、隕石は地球に接近することになり、
その時に、衝突する確率が前よりも高いのである。
隕石は、完全に地球の公転軌道上にあり、たとえ10年後が回避できたとしても
また、10年後に地球に接近するのだそうである。
その際の衝突確率は、専門家の間では100%とも言われている・・・



私達は、人類生存の為の駒として働かされた。
と、いうよりも生きたいから自ら働いた。
何度も無茶な仕事をして、肉体を何度も再生させた。
そうして世界が一丸となって、努力することにより、巨大な宇宙船を開発した。

これにより、人々の全てを宇宙へ脱出させることができるらしい。
だが、この巨大な宇宙船には、大きな欠点がある。
それは、2度と地球に降りれないことにある。

帰れないことを考慮した政府は、科学の発展に希望を掲げる・・・


ここから~~~~~~~~~~~~以下10行は仮説というか理屈・・・つまらんから読み飛ばせ!
宇宙エレベータの頂上の連結部にエリンギのようにドッキングされたこの宇宙船は、地球脱出後、
隕石が落ちてエレベータが損傷してしまった場合。
エレベータのシステムが壊れ宇宙船とドッキングできないのだ。
いわば、地球には帰れないのだ。

100年、1000年・・・時間は掛かっても何とか地球に帰れるようにすると言う。。
もちろん、隕石が衝突してしまったら、1万年は帰れないらいしいが・・・
だが政府の見解では1万年はあっという間らしい。
脳の記憶を書き換えることで時間感覚を消すことができると言うのである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~まで、



大半の人は、政府に賛同したが、
一部の人間は、賛同しなかった。


賛同しなかった者たちの心は、私には判らない。

だが、妹のように、自然を愛すなどの、それ相応の理由があるに違いない。


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7話 宇宙脱出後・・・

3日目
うん?万人が乗れる規模の宇宙船は、他にうん?千機ほどあるのか、うん万機ほどあるのか、わからないが、
私と彼女は、隕石衝突の5年前の時点で宇宙へと脱出した。

一日、うん?回の脱出船が宇宙へと飛び立っているらしいが、その船に妹が乗り込んでいるのを私は願っていた・・・




隕石落下まで5年・・・
有余はない。
既に、宇宙船は飛び立ち宇宙の彼方へである。

地球からは、どの程度の距離が離れたのだろうが・・・

電波通信機器はあるのだが、地球までの距離はとても遠く、応答にも時間が掛かる。
資源の節約の関係で私達は自由に地球に連絡をとることはできない。






妹は、今頃、何をしているのだろうか?





オ○○ン好きな妹なのだから、不老不死を手に入れてないワイルド派オ○○ンと宜しくやっているのだろうな。






10日目
日々私は政府から割り当てられた仕事をしている。
地球に居た頃の成果が認められていて、結構なポストに配置させられた筈なのだが、
事が上手く運んでいるとは実感できない。
科学の発展に手を貸すというのは、結果が出て実用化されないことには、実感できないものである。

もっと全容が把握できるポストに行きたいな・・・・



1年後
私は退屈しのぎに我武者羅に働いた。
理屈オタクだったのが幸いして、上層部というポストが与えられた。
未知の領域の仕事が割り当てられ、私は内心ドキドキしていた。

しかも上層部というのは、
内閣総理大臣にお目どうりができるほどの出世であるらしい。




私は、上司に連れられて、まだ、見ぬフロアに連れて行かれる。




フロアは、巨大な一枚ガラスで区切られ、まるで、水族館である。
水族館の中には1000人近く居るであろう人間、いそいそと、仕事をしている。

中の様子を見る限り仕事の内容は電子機器に囲まれたデスクワークのようである。


私は、目が輝いていた。。機械オタクの血が騒ぐのだ。


目を輝かせた私に、ある男が声を掛けた。


その男は、




内閣総理大臣そのものだった・・・




「こまねち!!!」


私に出会った直後に総理は、こまねちした。

意味が判らないという私の気持ちを察したのか、一つの映像を見せてくれた。


映像には、なんともハイテンションのフザケタ総理の姿があった。
総理は、自分の存在を単なるお飾りであると語りはじめてた。

本当の政治の仕事をしているのは、上層部の電子機器を操っている者達だと言うのだ。
電子機器は、あらゆる全ての情報インプットされていて、
地球と、すべての宇宙船とネットワークで繋がっていてリアルタイムに情報が得られるのだそうだ。

上層部と言われる組織は、政治のシステムを担うブレーン的な存在で、
社会システムや大衆心理を分析して国の発展に手をかす存在であるらしい。

総理の存在は、国民に人気を集める為だけの存在で、特別力はないらしい。
総理が死んだり、暗殺されても次のアイドル総理が現れるシナリオが
いくつも計画されているそうだ。



上層部の職種の分野は多岐にわたり、大枠で50程あるらしい。

その50の内枠をチャラけた総理が急に真面目な顔になり説明してくれた。


私は、時間を掛けて分野を知り最も楽しそうなものを選ばさせてもらえた。

チャラ総理が言うには楽しいものを選ぶのが一番能率が良いのだそうだ。



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~~~以下は映像の内容~~~~

「ハローえびゅりでぃサンキュー」



そこでは、大量の電子機器が1000にものぼる


いざ、内閣総理大臣にお会いした


機械仕掛けのプログラム・・・
総理大臣と言うのは、存在しない。
知らされたのは、大量のブレーンのそんざい。