以下は「物語創ってみっかぁ」最終話の原文です。
(SP・KIKKA!そのワガママな力を思う存分に発揮するんだ! ─)
正義を守るためには、何の役にも立たない能力を備えたロボSP-KIKKAは
とりあえず、行方不明になったパンチな男みっちゃんを捜すことにした。
いろいろなところをさがしてみた。
向かいのホーム 路地裏の窓 そんなところにいるはずもなかった。
「みっちゃん、どこー?」
途方にくれるロボKIKKAの脳内に突如、「ビー!ビー!」と強大なアラート音が鳴り響いた。
そしてスイッチが切れるかのように、KIKKAは意識を失っていった・・・。
「きっか、きっか起きて」
体を揺すられ、目を覚ますとそこにはパンチなディレクターみっちゃんがいた。
「ちょっと、どこいってたの?捜したんだからー」
「どこいってたのって、ボクはずっとここにいましたよ。それよりきっか大丈夫?
2本目収録前に突然、眠り込んでしまって。おまけに寝言とかスゴかったですよー」
「えぇ!?」
きっかは自分の体を見回してみた。身に着けているものは鋼鉄の鎧などではなく、
普段のちょっとハデな衣服だった。
どうやら、いままでの事はスタジオで居眠りしている間にみていた夢の中での出来事だったようだ─
4月の陽気につつまれたスタジオに、いつものハツラツとした声が響く
「─それでは、人生初の冠番組『吉川友のラジオやってみっかぁ!』スタートしてみっかぁー!」
(完)
