おはようございます
今日は時事問題を少し
2017年6月に起きた東名高速道路での死傷事故
車を前に入れて高速道路の追い越し車線で停止させたところに後ろからきたトラックが追突、夫婦二人が死亡、同乗の子供などがケガを負った事故である
色々手続きの不備などがあり、差し戻しも行われた裁判であったが、危険運転致死罪が適用された数少ない事件・事故である(横浜地裁判決)
弁護側は同判決を不服として東京高裁に控訴。横浜地検は控訴しなかったため、被告に18年以上の重い刑量が言い渡されることはなくなった。
この東京高裁の判決が今日言い渡されます
裁判は時間がかかるとは言われていますが、人命が無くなった事件・事故とはいえ、発生から地裁判決、高裁結審まで6年
証拠集めのため、前後を走っていた車260台にもおよぶドライブレコーダーの記録を集めたり、証言をとったりとすごい苦労があったとは思います
でもこれだけの時間と苦労があっても、二人が死亡した原因は追突したトラックだったとしても、またその子供たちの今後の人生を大きく狂わせたとしても、その原因を作った本人に極刑がくだされない日本は平和な国なんだなと思います
産経新聞の記者が勾留先にいる加害者に取材を申し込んだところ
『俺と面会したいなら30万からやないと受けとらんけん
それが無理なら諦めたがいいよ
人の事ネタにするのにタダで面会してもらうとか考え甘いばい』
(原文のママ)
と返答したほか、神奈川新聞の記者にもタダでは教えないや、接見取材したテレビ局の記者に対し「ぶっ殺すぞ」と恫喝しています。
また被告は事件後から3か月後の2017年9月にも福岡県福津市内の市道で車を運転中に別の車とトラブルになり、相手の車に乗っていた男性に暴行を加える事件を起こしています。
こんな人間が、最終意見陳述で、「二度と運転せず一生かけて償っていく」と改めて謝罪したところで誰が信じますか
今日判決が言い渡されますが、亡くなったご夫婦二人のご冥福をお祈りいたします