おはようございます
多くの方は二日に一回、通院して透析治療を受けていると思います
行きたくないと思っても迎えは来るし、行かなかったら病院から電話がくる
まあ透析しなかったら苦しみの先に『死』が待っています
そう思って諦めて最終的には病院に行くんだけどね
さて、在宅透析をしている方の場合はどうなのか
その前に、在宅透析のメリットというか導入した方の目的は
・頻回透析によりHDP(※1)を上げられる。
・自分の都合(時間)に合わせてに透析ができる。
・通院時間が無い。
などがあると思っています。
※1 HDPとは、血液透析で血液をどれだけきれいにすることができたかを示す指標をHDP(Hemodialysis Product)という。
(1回の透析時間(時間))×(1週間の透析回数)2 で算出します。一般の血液透析のHDPが36であるのに対して、在宅血液透析は75~108。HDPの数値が高いほど透析効率が高くなり、患者さんが元気に長生きできることがわかっています。
病院での透析 HDP36=(4×3×3)
在宅透析 HDP75=(3×5×5)~ HDP108=(3×6×6)
在宅透析をしている方は、ほぼ毎日(週6回)3時間(休日明けは4時間
)みたいなパターンが多いでしょうか
24時間、365日動いているのが腎臓なので、それでも追いつきませんが
今回はその話ではなく、モチベーションの話
在宅透析では毎回セッティング(プライミング)、穿刺、返血、在庫管理等々すべて自己管理で行います。
そんな中『今日はサボりてぇなぁ~』と考え、サボろうとしたらサボってしまえるのも在宅透析
介助者がいるとは言え、医療従事者ではないし、それほど強制力は無いのではないかと考えます
一回サボったら管理者(監視者)が居ない分、そのままズルズルと行ってしまう可能性は無いのかということです
自己管理能力が高く、自制心もあり、責任感が強くないと最初の目標であった頻回透析が出来なくなるのではないでしょうか
そう考えると在宅透析を行っている方を尊敬いたします
水の管理やコンソールなどの透析環境整備、手技の取得ができたとしても、いつまで行うという先が見えない中、毎日毎日この行為を行うことが在宅透析の一番の課題かも知れません
だって人間は楽な方に逃げる動物なので、週6→週5→週4から『病院と一緒で週3回4時間で良いならそうしちゃおうか』となりません
『今日はサボりてぇなぁ~』『透析したくないなぁ~』と思ってしまったら在宅透析の方はどうやってモチベーションをあげ、透析に向かうのでしょうか
穿刺の瞬間及び透析中は穿刺部を見れないので、たぶん自己穿刺の時点で挫折すると思うスロクマの素朴な疑問でした
朝から長々とすみませんでした