渋谷駅。
電車を待つ人達。
杖を突く女性。
明らかに目が不自由であることが分かる。
電車が来たが、
目の不自由な女性はなかなか電車に乗り込めない。
その内、後ろにいた背後の学生達が女性を体で押す。
電車に乗る為に。
バランスを崩し、倒れる女性。
電車の扉が閉まり、駅に倒れこんだまま取り残される女性。
ケタケタと大声で笑う学生達。
何をそこまで急ぐ必要があるのだろうか?
何も急ぐ理由がないとは言わない。
だが、そう言った人を押しのけ、転ばせ、
それでいて、自分達は平然と、
或いは多少の罪悪感を吹き飛ばす意味でか、ケタケタと笑う。
いや、中には罪悪感すらない者もきっといる。
いつのころから、
こんな風景が当たり前のようになったのだろうか。
社会が悪いのか。
国が悪いのか。
人それぞれの資質なのか。
なにをどうすればいいのか。
聖人君主ぶるつもりはない。
自分も又、その人間であり、立場や状況が変われば、
ケタケタと笑う人になっている(なっていた)事もあったろう。
人間に嫌悪感を抱きながらも、逆に誰かに嫌悪感を与えてもいる。
人間ってやつは・・・。