先日、世界一周クルーズに備えて様々な方の航海記を読んでいる流れでこちらを読みました。
そして、共感と反感を含めてどの航海記よりも印象に残った作品でした。
「恐怖」というのは、
車谷さんがお連れ合いの詩人・高橋順子さんに置いて行かれて一人ぼっちになる「恐怖」
一度も海外旅行をしたことがなく、外国人嫌いの「恐怖」だったようです。
私が車谷さんを知ったのは、
朝日新聞 日曜版の、悩み相談「悩みのるつぼ」の回答者のおひとりとしてでした。
美輪明宏さん、上野千鶴子さん、岡田斗司夫さんといった錚々たるメンバーの中でも
異彩を放っておられました。
もっと著作を読んでみたい、と調べましたら、2015年5月に、
解凍された烏賊を丸呑みして、誤嚥性の窒息で亡くなったことを知り、ショックでした。
お連れ合いの高橋順子さんの本を借りました。
車谷さんの直木賞受賞作です。映画化もされたようです。
こちらはずいぶん前にリクエストしていた本です。
やっと順番が回ってきました。
こちらは勤務先の司書さんのお勧めです。
存続の危機に瀕したデパートの大食堂を盛り立てようと奮闘する女性たちの話です。
表紙にあるような、
オムライス、プリン、クリームソーダ、スパゲティナポリタンが食べたくなりました。