1400前の一般人は見ることのできない素晴らしい芸術作品、
失われてしまって今はもう見ることのできない作品が現代の技術や人々の苦労によって蘇るとは素晴らしいですね。
4月10日に新装成った県立美術館に東京藝術大学スーパークローン文化財展を見に行きまし
た。久しぶりです。駐車場からは善光寺さんの横顔が、美術館の屋根の上に見えます。
娘が通った高校も右手に見えます。
駐車場からは3階のテラス側から入館しました。
↓ 平山郁夫画伯が「東洋のビーナス」と名付けた 敦煌の第57窟の菩薩様
光化学3Dスキャナーで東大寺の釈迦三尊像を計測し、光の届かない部分も計測されたデジタルデータで復元し、3Dプリンターで出力し↓この合成樹脂の像を元に実物と同素材の銅合金で鋳造したそうです。
東京藝術大学の方々が手作業で当時の伝統的な道具も再現して仕上げていました。
金箔を貼る作業もビデオで見ましたが、
科学的な技術とヒトの手作業の二つがあって完成された新たな美術品であると感じました。
左右の菩薩様
写真には撮りませんでしたが、武力攻撃によって失われてしまったバーミヤンの巨大仏像の天井に描かれた仏画も間近で見ることができ、感激しました。
絶対に行くことの叶わない天井壁画の前には映像でバーミヤンの街並みが再現されていました。
人出は少なめでした・・・