象牙・Ivory・アイボリー 硬度2.5
以下の説明はwikipediaより
象牙(ぞうげ)とはゾウの長大に発達した切歯(門歯)である。多くの哺乳類の「牙」と称される長く尖った歯は犬歯が発達したものであるが、ゾウの牙は門歯が発達したものである点が異なる。ゾウの生活において象牙は鼻とともに採餌活動などに重要な役割を果たしているが材質が美しく加工も容易であるため、古来工芸品の素材として珍重された。
用途
印材としての象牙でも部位によってランクがある。安物は表面近くの筋が多く入っている物。先端に行くほど、中心に位置するほど貴重な物とされる。通常は木材と同じく縦目に切削されるが、側面から見て年輪のように模様が出る横目印材もある。特徴のある文様だが、木材と同じように強度は縦目の物には劣る。
象牙の歴史
世界
象牙は古くから、密度が高く切削加工しやすい素材として珍重された。特にその重量感と温かい風合いは多くの人に好まれる所で、ピアノの鍵の代名詞でもありビリヤードの流行の際にはビリヤードボールを象牙で作ることが一般的であった。しかしこの素材は高価で、また乱獲により得がたくなってきたことからこれに代わる素材の開発が求められ、19世紀に入ってセルロイドが発明された。
日本
古くは正倉院宝物となっている工芸品の素材として用いられており、珊瑚(サンゴ)や鼈甲(ベツコウ)に並んで珍重されたことがうかがえる。
主たる輸入先は中国・東南アジアである。だが古代には南部には相当数いたとされている中国の象も唐の時代にはほぼ絶滅したと言われており、もっぱら東南アジアから中国を経由して日本に入ってくるルートが用いられた。
江戸時代には象牙工芸は高度な発展を見せ、根付や印籠などの工芸品に優品が存在する。明治時代以降象牙の輸入量が増えると三味線のバチや糸巻の高級品に象牙が使用され、さらに大正・昭和に入ると西欧のパイプ喫煙文化が導入され、パイプが主な象牙製工芸品となった。
これらの伝統的象牙工芸品は明治維新以降のイギリスを中心とした海外交易(主に緑茶の輸出)の際や第二次世界大戦後のアメリカ進駐軍が根付や印籠のユニークなデザインや精巧な加工に目を付けるなどしたことで、数多くの工芸品が海外に流出し特に江戸時代などの芸術性の高い根付などが有名美術館で多数展示されている。特にイギリス方面ではこれら根付のコレクター市場がある程で、ヴィクトリア&アルバート博物館に展示されている根付コレクションは有名である。
なお、欧米には根付専門のコレクターも存在するほど人気が高い。
ワシントン条約は珊瑚の輸入禁止措置のことでも知っていましたが、絶滅に向かう一方の珊瑚と違って、ゾウの個体数が間引きが必要な状況になると、一時的に輸入が認められたりもすることもあるのですね。
日本でかつてそうであったように、今中国では印鑑に使用する象牙の需要が高まり、この需要を満たすためにアフリカで象の密猟が増加しているとのこともwikipediaにあります。
以下の説明はwikipediaより
象牙(ぞうげ)とはゾウの長大に発達した切歯(門歯)である。多くの哺乳類の「牙」と称される長く尖った歯は犬歯が発達したものであるが、ゾウの牙は門歯が発達したものである点が異なる。ゾウの生活において象牙は鼻とともに採餌活動などに重要な役割を果たしているが材質が美しく加工も容易であるため、古来工芸品の素材として珍重された。
用途
印鑑の高級素材としての象牙
適度に吸湿性があって手になじみやすく、材質が硬すぎず・柔らか過ぎず・加工性も金属や水晶や大理石・翡翠などより優れている。朱肉の馴染みもきわめてよく高級感もあるために印鑑が契約や公式書類では欠かせない日本においては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)締結までは一番の輸入大国であった。印材として現在は日本国内に条約施行前や一時解禁時に輸入された象牙が今でも加工されているほか、水牛の角、カバやセイウチの牙、またはロシアの永久凍土より掘り出されたマンモスの牙が代替品として利用されるなどしている。
近年では、象牙と全く同じ質感のある素材を牛乳のカゼイン蛋白と酸化チタン粉末から作ることが可能で、これを利用した象牙風の安価な製品も存在する。適度に吸湿性があって手になじみやすく、材質が硬すぎず・柔らか過ぎず・加工性も金属や水晶や大理石・翡翠などより優れている。朱肉の馴染みもきわめてよく高級感もあるために印鑑が契約や公式書類では欠かせない日本においては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)締結までは一番の輸入大国であった。印材として現在は日本国内に条約施行前や一時解禁時に輸入された象牙が今でも加工されているほか、水牛の角、カバやセイウチの牙、またはロシアの永久凍土より掘り出されたマンモスの牙が代替品として利用されるなどしている。
象牙の歴史
世界
象牙は古くから、密度が高く切削加工しやすい素材として珍重された。特にその重量感と温かい風合いは多くの人に好まれる所で、ピアノの鍵の代名詞でもありビリヤードの流行の際にはビリヤードボールを象牙で作ることが一般的であった。しかしこの素材は高価で、また乱獲により得がたくなってきたことからこれに代わる素材の開発が求められ、19世紀に入ってセルロイドが発明された。
古くは正倉院宝物となっている工芸品の素材として用いられており、珊瑚(サンゴ)や鼈甲(ベツコウ)に並んで珍重されたことがうかがえる。
高度成長期にはサラリーマンが増え、高額商品の分割払い(ローン)購入が普及することで象牙製の印鑑を実印とするための需要が飛躍的に伸びて輸入された象牙消費の9割が印鑑に加工される時代があった。
改めて勉強になりました。様々な楽器の部品として使われていることを再認識しました。根付は海外にも熱心なコレクターがいること、精巧な彫刻の素晴らしいものが帯留めにもありますよね。あこがれと共に見ています。ワシントン条約は珊瑚の輸入禁止措置のことでも知っていましたが、絶滅に向かう一方の珊瑚と違って、ゾウの個体数が間引きが必要な状況になると、一時的に輸入が認められたりもすることもあるのですね。
日本でかつてそうであったように、今中国では印鑑に使用する象牙の需要が高まり、この需要を満たすためにアフリカで象の密猟が増加しているとのこともwikipediaにあります。
これらのアクセサリーは、ワシントン条約の前、1989年以前に作られたものだと思います。
ブローチです。


アールヌーボー調のネックレスです。夏に重宝しますが、あまり暑いと着ける気になりません。


薔薇の花を形どったネックレスです。

今のところ手持ちはこれだけですが、そのうち根付コレクターになって、このページがうんと増えるかもしれません。そうしたらコワイ。

象牙の薔薇のリングがありました。

ブローチです。


アールヌーボー調のネックレスです。夏に重宝しますが、あまり暑いと着ける気になりません。


薔薇の花を形どったネックレスです。

今のところ手持ちはこれだけですが、そのうち根付コレクターになって、このページがうんと増えるかもしれません。そうしたらコワイ。

象牙の薔薇のリングがありました。