珊瑚・Coral・宝石としてのサンゴ
硬度は3。真珠と同様の有機物質で、水深100Mから1000Mの暗い深海で育つそうです。1cm伸びるのに数十年もの歳月がかかるそうで、「石」ではありませんが貴重な宝石と考えてよいと思います。
ぶるちゃんのブログにもありましたが、中国では翡翠がゴールドよりも人気だとか。珊瑚も中国の富裕層に人気があるそうで、これからますます価値が上がるかもしれませんね。
私は価値云々ではなく、珊瑚は大好きです。特にエンジェル・スキンと呼ばれる薄いピンクのものが好きですが、どの色もそれぞれ魅力的でこれ、と決められません。
以下のwikipediaの解説にもあるように、国によって人気のある色合いが違うのが面白いです。一番人気は「トサ=土佐」オックス・ブラッド・雄牛の血、と呼ばれる赤い珊瑚だそうですが、ヨーロッパでは「ボケ・エンジェルスキン」と呼ばれる薄いピンクが好まれるそうです。

以下はwikipediaより
元来は珊瑚と呼ばれたのは宝石として使われるサンゴである。深海に生息し、樹枝状の群体を作る。骨格は石灰質で、緻密で固い骨格を作る。花虫綱八方サンゴ亜綱ヤギ目サンゴ科に属し、アカサンゴ、シロサンゴ、モモイロサンゴなどがある。専用の網で漁獲されるが、乱獲による産減が激しいという。
日本の宝石協会においては3月の誕生石である。結婚35周年を珊瑚婚式ともいう。仏教における七宝の一つ。

古くから珊瑚が珍重され密輸や乱獲が大きな問題となっている中国の申し入れにより、Corallium japonicum(アカサンゴ)Corallium elatius(モモイロサンゴ)Corallium konjoi(シロサンゴ)Corallium secundumの四種が「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」によりワシントン条約附属書Ⅲ類に掲載され、2008年7月1日より国際輸出の際は輸出国管理当局が発行する輸出許可書、または原産地証明書等が必要とされている。

ギリシア神話によると、英雄ペルセウスが怪物メドゥーサの首を掻き切った時、溢れた血からペガサスが、地中海に滴り落ちた血の雫から珊瑚が生まれたとされている。 ローマ時代から護符として愛用された。 12世紀のカスティリヤ王アルフォンソ10世がまとめた『宝石誌』には、珊瑚は金星と月に結びついた宝石と書かれており、イタリアの農婦の間の俗信では持ち主の女性の月経の間は珊瑚の色が褪せると考えられていた。伝統的に金星は肉体的な愛を司るヴェヌス、月は妊娠をつかさどるダイアナに結びつく惑星とされている。 イタリアでは古くから地中海の珊瑚rubrum(ベニサンゴ)を使った工芸が発達し、海にちなむことから船乗りや血のような赤い色から妊婦の厄除けとして珍重されてきた歴史がある。 赤い珊瑚で角を象った「コルノ」という護符は厄除けとして現在でもよく好まれる。中世の夢判断においては夢に珊瑚が現れると病から回復する予兆であるとされた。

一方で、珊瑚の色が褪せることは持ち主の健康が脅かされている予兆だと恐れられていた。 1584年にイワン雷帝に謁見したサー・ジェローム・ホーシーは、皇帝が美しい珊瑚をホーシーの手に取らせて間違いなく美しい色合いをしていると確認させた後、自分の手に乗せた珊瑚が「棺衣の色」に白く褪せて自分の死を予知している。と言ったと記録している。三年前に癇癪から妊娠中の皇太子妃を蹴り殺し、妻を助けようとした皇太子を撲殺、皇太子妃の身ごもっていた初孫をも殺害しており失意の底にあった皇帝は、ホーシーが謁見して間もない1584年の3月18日に自らの言葉通り発作を起こして死んだ。

日本では、奈良時代以来シルクロードを渡ってきた地中海産珊瑚を珍重していたが、産地イタリアでは地中海珊瑚は乱獲が原因により絶滅に近い状態に陥り代替品が求められていた。 19世紀、土佐沖でシロサンゴが発見されるや否や、インドに駐留していたイタリア商人が中国商人を通じて買い付けイタリアに送った。次いで、土佐沖でアカサンゴ・モモイロサンゴが発見されるにいたり、日本が開国を決めるとイタリアの珊瑚商人が自ら買い付けに土佐に乗り込みイタリアの人々は久方ぶりに輝くような赤や桃色の珊瑚を手に取れるようになった。

日本産珊瑚のうち、日本、中国、台湾で最も人気があるのはアカサンゴで、そのうちでも深みのある赤を市場では血赤珊瑚(アメリカでは「オックスブラッド」ヨーロッパでは「トサ」などの名称で呼ばれることがある)と呼んで最高ランクとされ、台湾や中国の富裕層に人気が高く2国の発展に伴い値段の高騰が激しい。 モモイロサンゴは桃色の名を冠するものの朱色から桜色まで色調が広くアカサンゴより大型のものが多いので広く使われる。ヨーロッパではアカサンゴより本種が人気。本種も含め透明感のある淡いピンク色のものは市場では天使の肌という意味の「エンジェルスキン」とロマンチックな名で呼ばれるが、日本の流通業界では「ボケ」と呼ばれている。一般的に植物のボケの花の色に由来するといわれるが、商売上手のイタリア人が日本人や中国人の仲買人を騙すために「色がぼけていて安価でしか買いとれない」と嘘をついて安く仕入れて大もうけしたという俗説もあり、正確な語源はいまだに不明。
大好きな珊瑚の概要
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では、トサ、オックスブラッド、血赤珊瑚のリングです。母から二十歳のお祝いに頂いた私のファーストリングです。職場にしていったら「チョコボール」と言われた思い出が。確かに似ているかも。台座の高い昔風のデザインですが大切なものです。
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続いてエンジェルスキンのリング。ツヤがなくなっていますが好きな色です。
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もっとピンクの濃い苺ミルクのような色のリングです。
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サモンピンクのリング、大きいです。
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斑の入ったピンクのリング。これは一度珊瑚が取れて失くなってしまったのを、職場でお掃除の生徒が見つけてくれた思い出のリングです。
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以下はピンクが好き、薔薇が好き、となれば珊瑚のアクセサリーが多くなるという証明です。
お気に入りで、ジャケットの襟にとてもよく使うブローチたち。
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25年前(ハネムーンで)タイで一番先に購入した珊瑚の薔薇のブローチです。あまりにお気に入りで度々付けていて、ジャケットを洗濯機に放り込んだ際に一緒に洗濯をしてしまいました!で、焦って見ましたら、無事だったのですが、葉っぱのネフライトが1つ流れていってしまい、有りませんでした。奥の方の四角い金属のところに付いていた葉っぱです。
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写真で撮影すると気づくことがありますね、汚れが付いていました。後できれいに知てあげましょう。
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特別な金具を持っていますので、ブローチを帯留めにもすることが出来ます。台湾で購入したブローチです。帯留めにも良さそうなデザインです。
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こちらも思い出があるイヤリングです。連れ合いが20数年前、初めて沖縄に旅行するというので「珊瑚の大きなイヤリングをお土産にお願いしますね」と頼んだら、苦労してうんと大きなものを探して来てくれたイヤリングです確かに、大きいです。以来沖縄を訪れることそれぞれ3回ずつです。このイヤリングはあまり活躍することなく眠っています(ごめんなさい・・・)
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大好きなので誰かにプレゼントしようかと沢山集めているブローチです。
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お土産でいただいた珊瑚の根付
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まだありました、ピンクの珊瑚のリング。周りが花びらのようになっています。
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珊瑚の薔薇てんこ盛りのリングとピアスのお揃いです、
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コンクシェルの薔薇も大好きでいくつか持っていますがよく似た雰囲気もあります。
でも質感が全然違います。こちらは珊瑚の薔薇とムーンストーンのしずくの付いたピアスです。
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珊瑚の薔薇付きネックレス
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台湾で購入した牡丹?薔薇?のブローチ、大振りでジャケットに映えます。
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須玉珊瑚・アフリカ珊瑚、と呼ばれる細かい穴のあいた珊瑚です。軽くて付けやすいです。
「梅干付けてる~」とうけたピアスです。
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同じ須玉珊瑚の薔薇の付いたオニキスのネックレスです。
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大好きなエンジェルスキン珊瑚なので、贈り物にしようと用意してあるタイタックです。お花の彫刻が綺麗だと思います。
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金の珊瑚のリングはハワイで購入しました。母に贈ったものと2つあります。
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白い珊瑚のお花リング。夏によく活躍します。
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オニキスと珊瑚のお花のリング
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黒い珊瑚はオニキスと区別がつきません。硬度がだいぶ柔らかいので、気を付けたいと思います。
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まだありました。ピンク珊瑚のピアスです。
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白いシェルと組み合わせたお花のブローチ。
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ネックレス。小さなビーズも珊瑚です。優しい色合いです。
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