アメトリン(Ametrine)  (黄紫水晶)、硬度は7 ひとつの結晶内にアメジストとシトリンが共存している。アメジストが長時間にわたって高温の環境にあるとゆっくりとシトリンに変化してゆくのですが、それが中断されたときにアメトリンの結晶になると言われており、大変珍しいために珍重されている水晶です。

 アメトリンは1970年代に人気を呼びブームになりました。さまざまなアーティストによってジュエリー以外の芸術作品にも使われましたが、謎の部分も多く、80年代に合成クリスタルであるとのデマが流れて価格が暴落したこともあります。しかし90年代にブラジルとパラグアイ国境付近のボリビアに天然アメトリンを産出する、アナイ鉱山が確認されました。アメトリンには合成のものも存在しますが、水晶は比較的豊富に産出されることもあって天然品との価格差はほとんどないようです。ペンダント、ネックレス、ブレスレットなどにたいへん人気の高いクリスタルです。

 アメトリンにさまざまな美しくて珍しい色彩のものが見られるのは、結晶構造の内部に含まれる鉄イオンの濃度が異なるためと言われていますが、詳しいことはよく解ってはいません。
リングです
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トリプルカラーで、アメジストがシトリンに変化する途中のピンク色の部分が見えます。
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