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【本ブログのテーマ分類】
・がん治療情報: 注目のがん治療情報
・がん治療記録: まさごん治療記録
・がんのある生活: がんとの日々
・仕事: がんと仕事
・家計: がんと家計
・雑談: がんとは無関係な話
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先日、仕事で上司から言われて嬉しかったことがあったので自慢させてください😊 いつか同僚たちも読むかもしれませんし。
2019年。あるデバイスの製品化のため、私は研究所から量産子会社に開発チームごと異動しました。私は異動したメンバーの中では最年長で、役職上もリーダーの立場でした。異動先の課長さんがこのサブグループのトップになり、新しい体制をスタートしました。そして約一年後に私の病気が発覚し、プロジェクト半ばにして私は霞のような存在になりました。
グループメンバーは苦しいときを力を合わせて乗り切った、まさに戦友です。今はリモートで打ち合わせを行い、状況を聞き、指示を出すことしかできません。本来私が盾になって守ってあげるべき若いメンバーたちを置いて、戦線離脱してしまいました。私が抜けたあと、彼らがどのくらいの風雨にさらされたのか。
もうすぐ年度末です。今週、プロジェクト全体のリーダーとのWeb面談がありました。今季の個人の成果をアピールする、評価用の面談です。私としては、がんに始まりがんに明け暮れた2020年度。個人の成果なんて禄にあるわけ無いでしょというところなのですが、面談をやらないわけにもいきません。
その面談の最後、一際大きな声でプロジェクトリーダーがこう伝えてくれました。「これは言おう」と事前に考えていたような雰囲気でした。
「あのね、みんな〇〇ちゃん(まさごんのあだ名)のことが大好きなんだよ。大好きなの。だからさー、君の言う事ならちゃんと聞いて対応してくれるんだよ! 君、得なキャラクターしてるよー😄」
プロジェクトは厳しい状況です。そんな中で歯を食いしばって頑張っているメンバーの顔が次々に浮かびます。霞と化した私を今でも頼ってくれますし、忙しい中でもお願いしたことはこなしてくれます。
先のプロジェクトリーダーの言葉は病床の私を励ますためのものだと思いますが、それでも嬉しくて嬉しくて、ポロポロと涙がこぼれました。これまでみんなと過ごしてきた時間が思い出されます。私もみんなのことが大好きです。また一緒にヒーヒー言いながら、時々バカ笑いしながら仕事がしたいです。
すいません、このブログはただの自慢です。とても嬉しかったので文章に残しておきたいと思いました。心が温まって、がんがかなり減った気がしますよ。