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【本ブログのテーマ分類】
・がん治療情報: 注目のがん治療情報
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・家計: がんと家計
・雑談: がんとは無関係な話
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まさごんです。
働くがんサバイバーの心身状態を、がんの既往歴のない人と比較した調査結果が発表されたという記事です。
引用ここから
「調査の結果、がん既往のない労働者に比べて、がんサバイバー労働者では、主観的不健康や身体的機能の低下を訴える割合が高く、男性のがんサバイバーでは幸福感を感じる割合が高いこともわかりました。このことは、がんから生き延びた幸福感に加え、就労していることに幸福感を感じていることを示していると考えられます。」
引用ここまで
がんサバイバーは働く幸せを感じていると。まぁ確かに、復職は私も嬉しかったです。単純に働く幸せ。かつての日常を取り戻した感覚。でもこの数字、それに加えて他にも要因あるんじゃないかな。いろいろ考えると面白いです。
「肩の荷おりた説」
発病前とは仕事の質や立場が変わった。変わらない場合でも、プレッシャーをガンガンかけることを周囲が避けるようになった(優しくなった)。今の私、これに近いです。
「因果が逆だよ説」
復職した人が幸福感を感じているのではなく、元々仕事好きだった人のほうが復職する割合が高いというだけの話だったりして。穿った見方ですけど。
「仕事は関係ない説」
身も蓋もないけど、結局これじゃないのかなという気がします。上記引用の最後一文に「がんから生き延びた幸福感に加え、就労していることに幸福感を感じていることを示していると考えられます。」と書かれています。でもね、考えてみると今回の結果から「がんから生き延びた幸福感」と「就労している幸福感」を切り分ける術はありません。
「就労している幸福感」はどのくらい加えられているんかなと。就労していない人同士で比べても、実は同じ結果になるんじゃないんかと。普通に考えると、がんを経験して感じるのは「働く喜び」よりも「生きる喜び」のほうが断然大きいのでは。がんサバイバーの就労復帰を支援するという政府方針に配慮してか、データ解釈にバイアスかかっていませんか。
がん既往歴有無による差が、男性で大きくて女性で小さいのはなぜでしょうね。女性は元々の幸福感が高いようです。渋々働いている人の割合が男性より低いのか、幸せを見つけることに長けているのか。
幸福感を感じている労働者は7割超え。思ったよりは多いなという感想を持ちました。うちの職場だと果たしてどのくらいになるのか。。生きていて、働ける元気があるのなら、これはぜひ100%になってほしいなぁと思いました。がん云々関係なく。
データを見て色々考えてみるのは面白いです😊