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【本ブログのテーマ分類】
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まさごんです。

私のがんが発覚する少し前の話。私の父が80歳の頃です。田舎で両親の近くに住む姉から「親たちは終活を全くしていない。このままだと何かあったときに大変だから、あんたからもうまく言いな🤨」と言い含められ、帰省したときに話をしました。

色々と話をする中で分かったこと。唯一父が自分でしっかり決めていたのは、葬式で流す曲。雅な男です。「"アルフレッド•ハウゼの碧空"を流してくれ」と。そこのイメージだけはあるのね、と妙に感心しました。

そして、私にがんが見つかりました。父から聞いた葬式の曲の話が頭に残り、普段音楽を聞いていても「これ、お別れの歌だねー」とか考えてしまいます。葬式の曲探しというわけでもないんですが、何というか、死別の歌に敏感。

藤井 風(ふじい かぜ)というミュージシャンがいます。この人の「帰ろう」という曲、すごく歌詞がいいなぁと思ってよく聴いています。少しだけ抜粋します。

ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう って胸をはろう

ここでいう「もの」って、きっと形がある物に限らない。「親から与えられた愛情を、親に感謝しながら同じように子に注ぐ。先輩からの教えは、その人を思いながら同じように後輩に伝えていく。例えばそんなことができていたなら、人生の終わりにも納得できるだろう。」 自分の中ではこんな感じで解釈しています。

ミュージックビデオも良いので、見てみてほしいです。最初から観ていくと、歌詞を抜粋したところのシーンあたりから私は涙が出てきます。岡山から、甲本ヒロト、稲葉浩志に並ぶ逸材が出てきたでー😄