オキサリプラチンの末梢神経障害軽減法

まさごんです。

オキサリプラチン(エルプラット)の副作用に、蓄積性の末梢神経障害があります。手足の痺れ、ボタンが止めづらい、歩くのが困難など。

私もオキサリプラチンを含めたFOLFOXIRI+Bvをこれまでに3コースこなしています。今のところ末梢神経障害には困っていませんが、蓄積性なのでいつかは発現すると思います。

今回は、この厄介な末梢神経障害を軽減する支持療法についてです。シスチン、テアニンというアミノ酸を摂取することで、末梢神経障害を抑えられたという論文。

【大腸がん：一次治療】「FOLFOX＋シスチン・テアニン」vs「FOLFOX」 | 日本がん対策図鑑

シスチンは鶏肉などに、テアニンは緑茶に多く含まれているアミノ酸だそうです。じゃあどのくらい摂取したらよいのか。論文を読むと味の素のサプリメントで一日一回、シスチンを700mg、テアニンを280mg摂取したとあります。鶏肉350g分、緑茶12杯分相当だそうで、サプリがないと毎日は辛そうです。

サプリメントというのはこれでしょうね。顆粒のようです。

外部サイト

「抵抗活力アミノ酸 シスチン＆テアニン」 | 健康基盤食品 | サプリメント | 味の素ダイレクト（株） -健康食品・化粧品[公式通販]

なかなかいいお値段。でも一日200円弱で末梢神経障害が軽くなるなら全然ありですよね。私はとりあえず2ヶ月分買いました。少なくともあと2ヶ月はオキサリプラチンを継続予定なので。

ちなみに論文の研究は味の素からお金が出ているようです。がん患者の役にも立って、ちゃんと商売にも繋がっています。素晴らしいです。