まさごんです。
先日書いたBRAF変異陽性の大腸がんに対する化学治療(BRAF阻害薬エンコラフェニブと、セツキシマブ、ビニメチニブを併用)の続報です。
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BRAF変異陽性は大腸がんの10%程度で、一般的に治療成績が良くないと言われています。
「BRAF阻害薬を使う治療法が申請中という情報を見たのですが…」と水を向けると、「はいはい、ありますね。」とすぐに回答をもらえました。さすがです! 先生ついて行きます!
色々教えてもらえました。ネットで読んだだけというのとお医者さんから直接聞くのとでは、やはり安心感が全然違います。下記情報は正式なものではなく、あくまで雑談と捉えて下さいね。
・セカンドライン以降で使った場合の成績は、間違いなく良い
・まさごんにとっては、確かにFOLFOXIRI+Bvの次としての有力候補になる
・もうすぐ承認されるという噂を聞いている、10~11月になるのではないか
・一方で、ファーストラインで使った場合の成績は良くないという研究結果がある
・ダブレットかトリプレットか(ビニメチニブを入れるかどうか)は流動的、海外でも対応マチマチ
とりあえず、私にとっての第二の必殺技候補であることは間違いないようです。承認も順調に進んでいるようでよかったです。しかしトリプレットとなると、これまた体への負担も大きいことが予想されます。耐えられる体力を維持できるよう「食べる、寝る、出す、動く」に精進したいと思います。
それにしても、BRAF遺伝子検査の保険適用が開始されたのが2018年。そして2019年改訂のガイドラインから、FOLFOXIRI+BvがBRAF変異陽性大腸がんに対して明確に推奨された流れのはず。さらに矢継ぎ早に今年この治療法が承認されるとなると、BRAF変異陽性患者の治療成績は今後大幅に改善するのではないでしょうか。
医学の急速な進歩と、それを支える関係者の皆様のご尽力に感謝です。