まさごんです。
シリーズは今回で終わりです。
親友とのやり取りの中から私の心に強く残ったものを書き残します。結果的に、彼とのやり取りが社会復帰に向き合い始めるきっかけになったように思います。
親友に進行性のがんと診断されたこと、病院選びで悩んでいることを打ち明けた際のことです。彼から「相談してくれてありがとう!」と言われてビックリしました。どこまで良い奴なんだろうと。
私の病気のことを妻から聞いてからも、私自身から連絡がくるまではと待っていてくれたのだと思います。私の状況を知った上で、ここまで思いやりを持って、かつ深く踏み込んで助けをくれる彼には感謝してもしきれません。
そして彼に一連のサポートに対する礼をした際に、メールでこんなやりとりがありました。
私「ありがとう。この借りを、いつか返せるように長生きするよ!」
親友「こんなこと貸しでも何でもない。でも、まさごんが借りを返そうって思うのなら、じじぃになるまで返しきれないくらい、貸したる!」
あれだけのことを数日で行ってくれたのです。さすがの彼も苦労しなかったはずはありません。医療関係者の友人にも無理をお願いしたと思います。そんなことは露ほども感じさせず、これからも私を助けてくれると、私に長生きしろと、彼らしい言葉で力強く伝えてくれるのです。
彼から届く暖かいメッセージを読み返しては、私は病室で涙を流していました。それまでのような絶望の涙ではなく、感謝の涙、希望の涙でした。
彼とのやりとりによって、私の心は皆の助けを借りよう、そして何とか社会生活に戻ろうという方向へ動きはじめたように思います。今、本当に色々な人の助けを受けて復職をしようとしています。
心から伝えたいです。ありがとう。