ご無沙汰しています。福岡市在住のピアノ講師、吉田真仰(よしだまさたか)です。
大人子供関係なくピアノに限らず
よくあるのが、
誰かと「比較」するということ。
特にコンクールやオーディションの場合、
個々のパフォーマンスの優劣をそれぞれ判断し、選考するときには比較が必要になります。
例えばトップバッターの方を基準として、
それ以降の参加者の方の優劣を審査する
と言うことも多いかと思います。
そう言った特殊な場面でなくても、
日々私達は誰かと誰か、時には自分と誰かを
比較することが多いです。
子供なら勉強の成績や運動神経、
大人なら仕事ぶり、営業マンなら売上、
ノルマの達成etc...など色々ありますよね。
誰かと誰か(自分との比較も含む)を
比較する場合、現状の立ち位置、
実力を把握すると言う意味では
適度なら刺激になるかもしれません。
しかし、できない人に対して、
できる人と比較する。
これは教育者としては心の中では
思っていても口に出してはいけないと
私は考えています。
相手が子供でも大人でも、です。
負けず嫌いで不屈の精神を持つ人なら
這い上がってこれるかもしれませんが、
そんな人ばかりではありません。
特に比較されて下に見られた側は、
自分を否定されたように感じて、
劣等感を覚え、やる気もなくして
しまうかもしれません。
比較する以前にそもそも、
教育の仕方に問題点、原因がないか
常に再検討する必要があると思います。
教育される側が教え方が悪いと主張して、
人のせいばかりにするのは良くありませんが...(苦笑)
教育する立場としても、上から目線にならず
常に勉強させてもらっているという、
謙虚な姿勢で感謝してい続けたいし
そうあるべきかなと思います。