昨日まで書いたやつに「前•中•後編」と付けておいて、フィニッシュせず途中で終わったものだから、今日のタイトル付けに困っています。

 

 

昨日の朝に襲ってきた腰痛は、1日経ったら治りました。

腰の痛みって出てきたり引っ込んだり、よく分からんですね。

 

怪我なく家に帰ってこそ、

赤子を持つ親としてのマラソン完走だ、

と言っていたので、

日曜日から4日掛けて、

僕はようやく、

ちばアクアラインマラソンを完走できたようです。

 

「完走編」

そうだ、そうしよう。

 

 

 

ちばアクアラインマラソンつづき

 

 

25km付近で乗ったマサさん率いるマサトレインで、沿道の応援においおいういうい、と柔道部のノリ楽しく応えながら、35kmくらいまで来ました。

 

 

アクアラインを過ぎてからの道は、田舎道だと聞いていました。

 

確かに藪があったり畑の中だったりもするけど、奥州や一関や栗原のように、民家が一軒もねー!ってところはなく、沿道住人の方々が家の先に出て応援をくださる。

 

宮城県北部出身の僕からしたら充分に都会です。

 

 

マサトレインのペースはキロ440平均くらいだったと思います。

おかげで3時間30分までの貯金はたっぷりとできました。

 

脚も疲れてはいるけど、なんとか最後までは持ちそうな感覚。

 

ただし、その感覚が当てになるのは、平坦なレースの場合に限ります。

 

 

アクアラインマラソンは、35km手前にラスボス坂、40km手前に裏ボス坂が構えていて、ランナーの脚を刈りにくる。

 

 

この高低差マップを見ながら、走り込みが全く足りていないので、30km以降、必ずどこかで攣るだろうなぁ、というのを予見していました。

 

 

マサトレインが35km攣りポイントの本命、ラスボス坂を登ります。

 

住宅街のメインストリートらしき坂を、

真っ直ぐにドカーンと登って終わりかと思いきや、交差点で左に曲がった先でまた登る2段坂。


高低差は近所の横浜山手くらいだけど、

飛騨高山ウルトラの坂を思い出します。

 

でも、案外脚は大丈夫。

 

 

安定感抜群のマサさんに引っ張られ、ラスボス坂をやり過ごしました。

 

坂を下った先には大エイド。

 

千葉の特産品給食が用意されており、1分ほどかけて、ビワゼリー、牛乳プリン、きゅうり、目に入ってきた食べ物を口に詰め込みました。

 

プロアクアランナーのマサさんはなんと、この大エイドに備えてビニール袋を持参w

 

沢山のお土産を持ち帰っておられました。

 

 

給水のたびに遅れていたかっきぃパイセンも追いつき、大エイドから再びマサトレイン出発。

 

近くには、パイセンと一緒に4年前台湾マラソンに招待されていたYさんもおりました。

 

 

38kmの裏ボス坂に向かう途中でとうとう脚に攣り兆候。

右の太もも、表も裏も、全体が痙攣しておる。

 

平地なら騙し騙しキープできるペースですが、目の前にそびえる裏ボス坂に通用するとは思えず、ここでマサトレインを下車。

 

マサさんとパイセンとパイセンのお友達Yちゃんを見送りました。

 

 

攣りがくるのは事前に想定済み。

サブ3.5に向けては、むしろ攣りがきてからが勝負だ。

 

サブ3.5までの貯金があっという間にすっ飛ぶ"歩き"はNG。

かといって、痙攣が悪化して本格的に攣ったら、歩けすらしなくなります。

 

歩かず攣らずのちょうどいい塩梅のペースを探り探り、裏ボス坂を登りますが、この裏ボスもまた交差点で左に曲がった先に登りが続く二段坂だから参ります。

 

 

なんとか本格的に攣ることなく、裏ボス坂を通過しました。

 

しかし坂を終わってからすぐにfinishゲート、ではなく、絶妙に、3kmほど、レースは続きます。


これがしんどいw

 

 

脚はもうまともに走れる限界を過ぎていて、爆発寸前。

 

あちこちでプチ爆発が起きていますが、

大爆発に繋がりそうな時には立ち止まって伸ばして、

それでも歩かない様に、走っている間もなるべく脚を曲げないようにして進む。

 

ああ、マラソンってこうだったなあ、

と、思い出したら自然とニヤニヤしてきました。

 

戻ってきたんだ。

 

 

先に行ったはずのパイセンの台湾遠征友達、Yちゃんの背中が近づく。

彼女もどうやら脚を攣ったようです。


初めましてだけど、

ブログで4年前から知っていたので、

身内というか、この場面は戦友に思え。



「あとちょっと、がんばりましょう!」

声を掛け合います。


 

脚攣り同士のデッドヒートを繰り広げ、

finishゲートを目指す。

 

 

橋の上でさんたろさん最後の応援。

 

会場まで1kmほどの最終ストレートでは、

コースの両サイドに沢山の幼稚園、保育園児が、

一列にずらっと並んで、花道を作ってくれていた。

 

 

小さな園児たちの声援に精一杯応えながら思った。

 

「モコに会いたいー!」

 



そしたらいたよ。

ゴール手前。

 



(脚が攣ったとアピール中)




ただいま!!

 


 

おわり

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