走ることをみることをはじめたのは、今思えば2020年12月の日本選手権で新谷仁美が10000mの日本記録を大幅更新して以来だったと思う。


2014年から自分も走りはじめたものだから、もっと駅伝なりマラソンなりのテレビ中継をみてても良さそうなのに、箱根駅伝以外の中継はたまにしか見ていなかった。

なんで見ていなかったのか考えると、箱根駅伝以外、ニュースになっていなかったからだとおもう。

あ、大迫設楽はみてた、けどそれくらい。



それが、新谷仁美が弘山晴美の記録を、18年ぶりに!しかも20秒以上も!しかも3位以下を周回遅れにして!叩き出した日本新記録ニュースは、それまで大して陸上を追っていなかった僕の目にもとまった。

そして新谷の同チームで最初の2000mペースメーカーを引き受けておきながら、2位一山麻緒に次いで、自分もちゃっかり3位表彰台にのぼった佐藤沙也加って子もすげえかわいいなって思った。



写真引用


ちなみに、新谷が日本記録を更新した2020年12月日本選手権では、男子も相澤晃が10000m日本記録を更新。

女子は短い距離で田中希実や廣中璃梨佳といった若い選手も日本記録を更新。


不破聖衣来や田澤廉なんかも出てきて、まだまだ世界との距離はひらいてるかもだけど、日本の長距離界は素人目にも勢いづいてるように見える。


その新谷は日本記録を更新した後、他所から見ていたら分からないほど色々あったんだと思う。
いや他所から見ていても伝わるくらいだから、ほんとにほんとに色々あったんだと思う。

でも何があろうと、走ることをみることを好きになったきっかけの人だから、挑戦を見届けたいなあと思っている。



新谷だけじゃなくて、今回東京を走る全員にも、この1〜2年色んな物語があったと思う。

一緒に走ってきた人、交流してくださってた人、しっかり見届けたいと勝手に思っている人がたくさん走る。


下手すると迷惑、雑音、安全なとっからの豆鉄砲射撃、おめえはモコだけ見届けろ、言われること覚悟で思いの丈をまんま書くと。

今回の東京マラソンを走る人は、どんな結果であれ、走る人たち全員の希望の光そのものなので。


やったりましょう!


ちゃんとみてるよ