6月20日(日)  晴れ。



朝起きると頭がガンガンするタイプの二日酔い。


通夜寝ずの番で、山ほどのビールにくわえて香川のお酒「川鶴」の四合瓶を一人で開けてしまったからだ。


だれか他に飲む人がいるかなと思って買ったんだけど、親族の皆さんはひたすらビールばかり飲むものだから、結局一人で飲んでしまったのだ。



11時からの告別式が始まる前に、一旦帰宅するっていうそらさんに付いて行き、帰って家の熱い風呂に浸かった。

汗をかくことで身体のなかのアルコールを少しでも外に出したかった。


風呂から上がってもしばらくは使い物にならず床に転がっていたけど、斎場に戻って告別式が始まる頃にはなんとか落ち着いていた。



告別式では、昨日のお通夜と同じようにお坊さんのお経に合わせて参列者全員で焼香をあげる。



告別式が終わると、棺を開けてお義母さんが生前に使っていた衣服や、好きだった花なんかを親族みんなで詰め込む。


そら家の玄関のところでこの季節に咲いているあじさいの花は、顔のすぐ近くに置かれた。



あじさいの花言葉は「家族」らしく。


家族親族を大切にしてきた人に、とても似合う花であった。




出棺式が終わってから次に向かう先は火葬場で、斎場からは車で15分くらい。




火葬場にも、あじさいの花がたくさん咲いていた。


妊婦は火葬に立ち会っちゃいけない、もし立ち会うなら腹帯に手鏡を入れておくべし。
というのが風習としてあるようで。

そこらへんの意味は、赤ん坊に魂が憑いたり持っていかれたり、らしい。
鏡は跳ねかえすためと。


そういうスーパースティションなやつは、今まで生きていて遭遇したこともないのでよく分かんけど、でもあったら面白いなとは思う。

持っていかれるのは困るが、魂がモコに憑くくらいはむしろ……ってのはちとあって、しかし見ず知らずの人にとっちゃ「他人の死」は忌むべきものだもんな。

四十九日の「忌中」についてもそうで、お義母さんのことを忌むってのがいまいち親族感情としてはピンと来ないんだけど、他人にとってはそうではないからして。

だから一応「気にしない」って仰る人はいいけど、7月はなるべく人に会うのは遠慮しておくのがいいのかな。



お義母さんの妹である叔母さんの別れの涙で見送られ、炉からそらのかなたへ旅立つその瞬間。



手鏡を忘れたそらさんwが「モコが動いた!」ってさ。



元気に育てよっモコ!

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