実は昨日、雨の中皇居を30km走ったあと、

会社の100周年記念の祝賀会へ行ってきました。


 

OBOGやら岐阜やら台湾やらにある関連会社の人たちも招聘して、

皇居に近い東京會舘で盛大に行われたわけですけれども。

 

まあ入社10年そこそこの社員からすれば

OBOGにそれほど顔見知りがいるわけでもなく。

 

(なんでわざわざ休日にやるのか。普通は創業記念とかで逆に休みになるくらいじゃないのかよ。)


 

とか思っていた社員がたくさんいたらしき会。

 

こういう気だるい会は頭をからっぽにして

酒をかっ食らうに限る。


 

で、目をつけたのは、鏡割り後に振る舞われた樽酒。

 

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樽酒というとスーパーでよく売っている、

JJIご年配の方がよく飲んでいるイメージの「菊正宗樽酒」くらいしか、

ふつうに生活しているだけでは目にする機会がないですが、

樽からちゃんと振るまわれる樽酒は、薫りも味もワンランク上がるのです。

 


クセのある薫りなので苦手にする人は多い、

というか自分も前は苦手だったんですが、

いっとき近所の桜祭りで振る舞われていた上等な樽酒をのんでからというもの、

ヤミツキになってしまいました。


昨日はいろんなところで避けられていた樽酒の徳利を「こっちこっち!」と、

自分のところにかき集めて、グフフグフフと独り占めして楽しんでおりました。


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今では瓶詰め酒が基本になっていますが、

昔の江戸時代以前は瓶なんて代物がありませんでしたもので、

ほぼ樽酒しかなかったんですよね。


樽酒からの派生で、ワイン樽に入れて薫りを付けたお酒とかも今はありますし。



日本酒の聖地大塚の四天王「江戸一」とか、

ほぼ樽酒しか出していない樽酒ずき酔っぱらいどもの天国みたいな店もあります。


 

保管樽によって薫りの変わるお酒の世界。

日本酒の「嗜み方」の一種としてぜひぜひお試しくださいませ!



あ、会社の100周年祝賀会がそっちのけになりましたね。

 

日本酒のこととなると、止まらなくなりますすいません。



 

。。。。。。




祝賀会から一転して本日は、木曜日に訃報が流れた小中学校の同級生の通夜へ。

さくらんぼを取りに行ったり、

戻ってから走ったり、

しかし7kmでタイムアウト。


今週末、何気に忙しい。
だもんで、そこそこ頑張ると言ってたブログコメントは、
目一杯頑張らないとできなかったのでほとんどしとりません。



で、通夜のこと。

 


多分、アメブロで自分の本名と関係のない「ガンプよしお」のままだったら、

こんな湿っぽい誰得なことは書かないかとは思います。

あ、こういうのがブログキャラに対する自我と責任感、というのでしょうか?
 

 

まあええです。

香澄さんは栗原市の小中学校の同級生でした。

小柄でかわいらしい感じで、しかし自分の考えをしっかり持っている女の子という印象で。
ただまあ部活とかも違うし、あまり関わりもありませんでした。


東京に出てきてからですね。
ちょくちょく地元の同級生飲みを率先して開いてくれていました。

最後に飲んだのはいつだったか。
たしか4年前くらいです。


その時は、お酒が大好きな香澄さんに、日本酒にハマっていた自分が、
「今度渋谷の宮城のお酒を出すバーにみんなで飲みに行こうね。」
とかいう話しをしていたりしたのですが、

「ちょっと心臓が悪くなっちゃって、お酒控えなきゃいけなくなったんだよね。」
とか言っていて。

「あ、そうなんだ。じゃあ、治ったらいこうね。」
みたいな約束をしていて月日が経ちました。



今年の正月、地元に帰ったときに同級生と一つ上の先輩たちと飲んで、
そこに故人はいなかったんですけど、
自分が酔っ払って同級生LINEグループに
「関東組みも今度のもー!」みたいなのをぶっ込んだときに。

4年ぶりの香澄さんが「私、まだ関東にいるよー!飲もうね!」とか返してくれていたのに、
宴席にいた自分は酔っ払って反応できず、結局4年越しの関東同窓会は流れたままになっていたのです。

その時は、あ、彼女病気していたって言ってたけど、元気になったんだよかったな、って感じで安心しちゃって。
まあその内飲めるだろうと、軽く考えており。


で、先週の木曜日、同級生LINEグループに突然流れた訃報。


訃報はですね、上の自分が「飲もー!」と言ったのに反応した、故人本人の「是非飲もうよ!」っていうコメントの一つ下に上がってきていた形でした。


状況が良くつかめなかった。
半年前に元気に「飲もー!」と言っていた人が死んでしまった。
しかも自分は彼女の呼びかけに反応できていなかった。


訃報から時間が経つごとに募る後悔の念。


そりゃだれも「なんで佐藤まー呼びかけに反応して同窓会開かなかったんだよ!」とかね、当然言っておりませんが、なんだかなあ。。


ほんと、人の一生なんていつ終わるかわからない。
今を出し渋っている場合じゃなかったじゃないか。

お前は走ったり飲んだり元気でも、向こうが元気とは限らない。



今夜が、香澄さんと最後のおさけになってしまった。

 

 

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もう、今の倍の歳くらいまでは、飲む時間があると思っておりましたよ。。
35歳は早すぎるだろうと。。

でも今日はもう、これを予約投稿したらひたすら飲もうな。と。




まだ今現在、「会える人には会っとけ」とか、
そういう前向きな教訓を彼女の死から得ようなんてところまでは考えつかないです。


ただまあ、適当にヘラヘラと生きている内に気付けば、
取り返しのつかないことも起きる歳になってきているのかなあ。

ってことを思った今週末。




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