(書いた後に全消ししてしまったと絶望していた当レポですが、スマホでガチャガチャやっているうちに復活して無事ポストにこぎつけました。一安心。。。)



前回からのつづき。


午前9時、ボッカ駅伝スタートの時間になりました。

しかし自分のいる3区中継地点はスタート位置から650m上の山の中。
当たり前の話ですが、もう既に走り始めているであろう1区がどんな様子なのかは全く分からないのです。


2019-05-26-23-45-22


3区でスタートを待つ約100人は、山小屋の少し上の山道が広くなっているところで自分の順番が来るのを待っていました。

自分は広場から外れた木の切り株に腰をかけて待っていたのですが、ここで便意が気になり始めます。


3区の登録に間に合うために、バタバタと山を登ってきたので、トイレに寄る時間が無かったのです。

持ってきたお金の400円も、山小屋で水を買う用に使ってしまったのでトイレに払うお金も残っていませんでした。


辺りを見回します。

(森の中でしてしまおうか ※マナー違反)
(適切な葉っぱはないか ※NGソ)


痛そうな葉っぱしか見あたりませんでした。


試走がてらコースの先の方に行ってみよう。
(適切な葉っぱがrcfyvぐひ…)



コースの先の方に行ってみましたが、踏み固められた山道の脇道では結局同じように痛そうな葉っぱしかありませんでした。


ある重大な決断をします。

「頂上に行くまで我慢しよう」


そう思うと、不思議と便意は収まりました。


NGソ場を探しにコースの先の方まで来たことで、走りのイメージが湧いてきます。


(登って、少し下って、少し登って、結構下って、最後ガツンと登る)



3区はボッカ駅伝随一の高速区間です。
20kgの重りを背負ってはいるけど、歩くのではなくて基本走る。


試走から中継地点に戻ると、トップの選手が近づいているのか、スタート待ちの選手たちが先ほどより少しざわついています。


その内、大会スタッフの方がメガホンで選手の呼び出しをかけ始めます。

「〇〇番!」


トップは20kgの部の男性チーム。

本駅伝の襷である20kgの歩荷を受け取った3区の選手が、最初300mほどの登り道を飛ぶように駆け上がって行きます。


(え?ほんとに重りを背負っているのあの人!?)


続いて2位の選手が同じように飛んで行きました。
「〇〇さ~~ん!」と黄色い声援が飛んでいましたので、有名な方のようです。

そういえば原パンさんがスタート会場で、有名な人がいっぱい来てるよ!と興奮していたのを思い出しました。


その後、続々と飛び出していく上位陣が、そろいもそろって登りを駆け上がって行く姿を見て、自分も不思議と「大丈夫。走れる。歩かない。」という気持ちになってきました。

それよりも心配なのは、腰痛持ちの自分の代わりに激坂の2区を担当することになったこゆみさん。

苦しんでやしないか。
途中で潰れていていないか。


軽く責任を感じつつ、気が気ではなく待っていると「14番!!」と呼ばれ、中継場所へ。


こゆみさんが激坂の山道を一歩一歩上がってきました。
苦しそうだけど大丈夫。足取りはしっかりしています。


こゆみさんから歩荷を受け取り、1区を終えサポートに回ってくださったぬまっちさんに水を預け、こゆみさんのケアに入ったニシキさんに見送られスタート!



最初から全開で300m近い登りを駆け上がる。
イメージだけはトップ選手のように飛ぶイメージで。
(ただしう○こは飛ばさないように)


300m近い登りの頂上近くになると、さすがに脚が止まってきますが、長い平坦な直線の先に先行する20kgの部の選手の背中が見えた。



前に追いつこう!


で、しばらくして追いついたんですけど坊主頭の選手、若い!
どうやら高校生の部で出ていたグループの様です。

コースの半分くらいでサポートのぬまっちさんが追いついてきました。


「ガンプ君いいペース!」ぬまっちさんから励まされて俄然やる気が出てくる。


下りに入って一気に高校生にベタ付けポジション!

最後の登りで一気に追い抜いてやるって勢いで入った最後の登りの途中で膝が笑ってきたw


1kmの距離で膝が笑うとかあるのかとちょっと自分でも笑えてきました。
結局最後の登りでは脚が止まって少し高校生から離されましたが、なんとかかんとか息も絶え絶え、アンカー4区の原パンさんに歩荷を繋ぎ、自分の役目を終えました。

タイム8:56 区間19位/103チーム
初心者にしちゃ頑張った!と思ったら自分より速かった女性が2人もいた。。



(自分以外の区間は、サポートで全区間見てきたぬまっちさんのレポをチェック!)
。。。。。。



走り終えてゼーハー呼吸を落ち着けていると、40kgの部で4区担当のハンサムネコさんが現れました。

マイペースで完走を目指すとおっしゃっていましたが、40kg背負ってバカ尾根を登るなんて想像もつかない。
しかもこの後、マイペースどころではなかった。


そのうち、こゆみさんをサポートしていたニシキさん、こゆみさんが登ってきましたので、自分も山頂に向けて歩き出しました。


山頂近くは木がまばらになってきますが、もやがかかっていて景色は見えず。


40kgの部2位のチームの後ろを登っていたのですが、すでに20kgの部でfinishして応援に降りてきた人達からの声援がすさまじい。

がんばれ!
あとちょっと!
ラストラスト!

ナイスボッカ!


ナ、ナイスボッカって!

前日書いていたこともあり、ナイスボッカがナイスボッ○に思えてくる。


お兄さんの「ナイスボッ○!」にはおまえもな!
お姉さんの「ナイスボッ○!」にはデレデレ!


不埒な、そしてこの後すぐに吹き飛ばされることになる妄想のおかげで台無しになってしまっておりますが、とにかく4区最後の階段区間の熱気はすさまじいです。


もやが掛かり白く曇る山頂への階段を登る中、脳内ではボブディランのknocking on heaven's doorが流れていました。。。



山頂でチームの皆さんと合流して記念撮影。
1時間30分を10秒残しでギリギリカット!

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この後、40kgを背負って登ってきているであろうネコさんを応援しに行こう、となりまして山を降り始めるチーム原パン連合一同。


40kgの部の選手たちはみんな尋常ではない汗をかいています。

中には歩を止めてその場から動けなくなっている人もいたりして、ネコさんの様子が気になり始めたところで、明らかに前後の選手より速いペースで登ってくる40kgの選手がいました。


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ハンサムなネコさん


やっぱりかいている汗は尋常ではないです。
それでも時折息を整えつつ、40kg背負っているとは思えないペースで登ってきます。
そして周囲には大サポーター集団。

「こ、これがブログ村マラソンカテ最古参の人望か!」と圧倒されつつ、自分たちもネコさんの後ろに付いて再び山頂を目指します。



心からこの言葉が出ましたよ。

「ナイスボッカ(歩荷)!!」


ネコさんの気迫を見て、さっきまで頭に浮かんでいたくだらない妄想が消し飛びました。
本当にかっこよかった。



。。。。。。


山を降りた後は、ネコさんのチーム(mixi繋がりらしい)の青空宴会に混ぜていただき、
2次会では定番の本厚木白コロホルモン屋へ。


ブログ村やアメブロの昔話を色々と聞けましたよ。



ボッカ駅伝、また来年も参加するのかな。
(でも家から電車2時間半は中々ハードですw)

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原パンさん初め、ご一緒させて頂いたみなさん、大会スタッフさん、ありがとうございました。