サトさんゆうたろうさん達と足柄一行で記念撮影とかをしている内に、あっという間にカウントダウンが始まり100kmのレースがスタート。


飛騨高山ウルトラで「坂は一つ」とか言っていたのはうちのおせんべ坂バカ足柄塾長ですが、スタートするとすぐに一般庶民からしてみると、これがフルマラソンコースだったら嫌だなって感じの立派な「坂」を登るところからコースは始まります。


300mほど登り坂を進んだ後、「坂一個ならもう終わりでいいよね~」と言ったのはみやみ先生。


坂を登り、ここから高山市内に向かってはしばらく下り坂。

 


時計を持っていない自分。


 


12時間くらいで走るであろうサムみやみさんに付いていくか、サブ11狙いだけど序盤ゆっくり入ると書かれていたサトさんに付いていくか、どちらかだなと勝手にロックオン。


 

サムみやみのランデブーを邪魔するのは野暮なため、サトさんに付いていくことに。

 

とはいえ、この後サムみやみさんとはコース上で散々遭遇して、最後は手繋ぎfinishを決めることになるのですが。




 


スタートして5km弱の古い町並みでは、サトさんが写真を撮ってくださいました。



 

二人でキロ530~600くらいのペースで走っていると、ん?これ、ハニワ下僕のサトさんとこのペースって「本場の毛の抜けたジョグペースじゃないっすか!!」と高槻の天才ちまきさんが命名したペースに一人でコーフンコフンにコーフン。


 

コーフンし過ぎて血圧が上がったからか?早くもトイレに寄りたくなってきます。

 

スタート前に体育館2階のガラガラトイレで、一応用は足していたんですけれどもね。

 

古い町並み周辺は流石の観光地で、公衆トイレがたくさんあります。


 

用を足したい旨を申し出ると、飛騨は何度も走ったことのあるサトさんが「あそこにもあるで?ここにもあるで?」とトイレの場所を案内してくださりました。


 

結局山に入る最後のコンビニ、7km地点くらいのセブンイレブンに、道路を渡ってピットイン。



 

セブンのトイレを出てコースに復帰すると「ガンプさん?ブログ見ています!」と青いウェアの男性に話しかけられました(>_<)
嬉しい(>_<)
単品で話しかけられるなんてほぼないから嬉しい(>_<)

この方とは後ほど併走しつつ、あれこれと話すことができました。



このときは前方にサムみやみさんが見えましたので「お先に」といってお別れ。


 

二人の背中を追いながら最初のエイドを過ぎると、コースは飛騨特有の山々に囲まれたのどかな田園地帯に差し掛かります。

 


 

田んぼ道をぽくぽくと進み、サムみやみさんと合流。

 

サムさんは足がやはり痛そう。

たぶん故障の状態としては自分よりもよっぽど悪いはずです。

 

不安だらけの中、コースは10kmを過ぎ、いよいよ本格的な山道の登りへ。


あっしがらあっしがらと・お・げ♪
な感じで足柄Tを着た3人で坂を登っていたところ、ウルトラベテランらしき50代と思われる男性ランナーから「足柄から来たんですか?」と聞かれ、「いいえ千葉です」と答えました。

そしてこんな感じの「足柄から来たの?」というやりとりは、レース中何度かありました。



 

 

昨年までの美女高原への道が崩落のため使えず、迂回してトンネルの中の歩道を2kmほど進む新コースとなります。


 

2019-06-11-19-50-42
 




 

トンネルの登りと聞いて、暗くて足元が見えない中でのゼーハーとか、どーなることやらとレース前は恐怖していたのですが、どっこい実際に走ってみるとやたらと走りやすいのです。


 

暗がりで平衡感覚が狂ったのか、登りのはずなのに全く坂を感じず、トンネル部に関しては塾長の言う「坂じゃない」という表現がしっくりきました。


 

照明もまばらな薄暗がりの中を、サムみやみさんから先行して、吸い込まれるように前に進みます。

 

トンネル内の歩道は狭かったので基本二列で、右の暗黙の了解てき追い越し車線をずっと走っておりました。

 

するとトンネル出口付近に差し掛かったところで後ろから「ガンプさん!」と呼ばれ振り返ってみると、序盤のコンビニトイレ休憩でお別れしたサトさん!


 

「いやートンネルで頭おかしくなって平衡感覚狂っちゃって~!」


 

と言い残しつつそのまま先に行き、コース最初の激坂となるカクレハキャンプ場までの、日本昔話に出てくるかのような古き懐かしき風景、のどかな山間部の農村を進みました。



 

えーと、飛騨のコースの田舎っぷりときたらですね、奥州とか北上とか柏崎とか、今まで散々田舎レースを走ってきた自分ですがひとこと、「田舎としての格が違います」。



 

奥まった山あいに広がる段差のついた田畑。

 

塗料とか無しの裸木で造られたであろう焦げ茶色の木造家屋。

 

道端のなんでもない側溝を流れる透き通った水。

 


 

そしていちいち感動するのは、日曜の早朝にも関わらず、点々とした民家の軒先に出て応援してくださる地元の人たち。


 

声援はシンプルで「がんばれ~」

老若男女「がんばれ~」



 

頷いたり、手を挙げたりして、応えます。



 

最初の激坂直前、カクレハキャンプ場に着きます。
激坂に備え名物の「火畑そば」を食す。


そしてキャンプ場から3kmは千光寺の大ボスしか坂と認めないおせんべ塾長がなんと言おうが、明確な「激坂」。

サブ10狙いの昨年は全て走り倒しましたが、体重+5kgの今年は歩きも交えつつ登りました。



激坂を登りきり、頂上に着いたと思っても油断大敵。

コース最高標高のスキー場までの約5kmは標高差100mほどを降りては登ってを繰り返すトリプルピーク。


たどり着いたスキー場、去年はなっちゃんとキョーコさんのランニングチームのサプライズ応援に助けられたなー、なんて思い出がよみがえる。


スキー場は関門大エイドで、コーラ、甘酒、味噌汁と種類豊富に頂きました。



スキー場大エイドを満喫し、少し登ったところがコースの最高到達地点。


ここまでで40km。
サトさんよりもサムみやみさんよりも先に着いたからまあまあ頑張った。
(出し尽くしたw)




あとは無理せず流れで。



大きな坂を脚を残すべく慎重に下り、裏ボス峠に差し掛かる50kmの岩滝公民館エイドで一服も交えつつ15分もの長時間休憩をとりました。



で、この岩滝公民館エイドで様々な事件が勃発することとなります・・・・・・。



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あ、最後にいっこだけハゲオヤジ青年の主張w