申し上げます。申し上げます。私は故障してしまいました。
このままでは得意のお道化芝居もままなりません。
痛みに耐えかね、私は立石センベロ飲み屋の暖簾を出鱈目に開けました。
これは、レバタレ。
これは、タンシオ。
これは、酎ハイ。
うわっはっは、と私は可笑しくなりました。これは真っ当な人間の生活ではありません。
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私は賭けに出て、最後の競技場の扉を開きました。
新設のブルータータンがありました。
でも更衣室は下のマットが新しくなったらだけです。
カツリクは、まず利用券を買わねば入れません。
私に立ちはだかったこの厳然たる事実は、私を体育館へと向かわせました。
タッチパネルを押し、競技場利用券を選んで、三百円を入れる。そうれ、俺ならできる。
自分で自分を鼓舞しながら、私はトラックに立ちました。
私にトラックを走る資格はあるのでしょうか。きっと、あるのです。あるはずなのです。
「許してくれ」
そう呟きながら、私はキロ6で走りました。
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カツリク、正式名称葛飾区奥戸総合スポーツセンター陸上競技場。
解放日は月水金。
だけど、予約入れる団体も少ないので、火木もだいたい空いてる。
よい走りをしたあとで一杯の酎ハイを啜る。
もつ煮から立ち上がる湯気が顔に当たって
あったかいのさ。
キラキラ、もじゃもじゃ、ムラムラ、ベロベロ。
誰でもカモン。
どうにか、なる。
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恥の多い改修工事を終えました。
生まれ変わって、すみません。
2時間制で、すみません。
駅から遠くて、すみません。
ライバルの浦安に勝てるのは立石センベロくらいで、すみません。
織田とは比べるのすらおこがましくて、すいません。
あ、でも、ガラガラで走りやすいですよ。
そんな葛陸ですが、江戸陸夢陸の改修でトラック難民な人。
遊びに来てね~。
ちょっと遠いけどね(笑)
明日は栗原へ向かいます(>_<)