今回のキタタンに向けての装備品。
ウェア上:足柄ノースリ
ウェア下:patagoniaの一張羅ランパン
カーフタイツ:型落ちC3fit
靴下 :tabio非5本指
ハゲかくし:ジプシーカバーイットツバ付き
と、大体飛騨高山と同じ感じに、
以下、チョッキとシューズがトレイル仕様。
サロモンのランニングベスト(容量5ℓ)
中身:ソフトフラスク500ml x 2本 (ハイドレーションは不携行)
ピットインゼリー2本、shotz2本、アミノバイタルタブレット8粒(足りなくなった)、炎熱サプリ8粒(2粒使用)
バンテージ、ばんそうこう、ワセリン、(本部から郵送された)地図、(付属の)アルミ保温シート
シューズ:(前日にアートスポーツワゴンセールで買った)イノベイト トレイルタロン
※台風さえ来なければらんな~流で使い古しのライトレーサーで乗り込もうと思っていましたが、さすがに泥んこの中ロード用を履けるほどの度胸もテクもありません。

実は数ヶ月前までジュエンにイノベイトが置いてあったのを記憶していて、20%offセール中だったのでジュエンに向かったところ、イノベイトの取り扱いは終了したと告げられ大ショック。
アートスポーツでテキトーに選ぶかと来てみると、なんとワゴンセールにイノベイト!しかもロード区間の多いキタタンにぴったりな爪の低いトレイルタロン!!
即決でした、結果、ロードも違和感なく走れまして大正解。
ま、多少の靴ズレが発生したのは仕方が無い(^^;
レポに移ります。
スタートからです。
スタート~立石建設(約10km地点)
キタタンの全行程44kmの旅が始まりました。
平丸のトレイル入り口までの約2kmはロードの登り。
トレイルに入ると渋滞が発生し追い抜きが出来なくなるためスタートから皆さん飛ばし気味。
足柄小~中ボスくらいの勾配が続き、ラスト100mは短いラスボス級勾配。
原パンさんがズンドコ前に進んでいくのが見えたが、飛騨の千光寺の坂で歩く登りに対する自信を喪失した自分は、あまり前目のポジションでトレイルに入ると後ろに迷惑を掛けそう…と自重気味で入ります。
しかし、いくら自重といっても、ロードの、ロードの登りなわけですよ…。
あ、
あ、、
あっしがらあっしがらと・う・げ!!
orz
ゆっくり登っているつもりなのだがスタートダッシュで飛び出した人たちをどうしてもパスしてしまう・・・。
近くにいたぬまっちさんもゆったりとした力みのないフォームでどんどんと上がっていくもんだから、自分も自然とついて行ってしまう・・・。
そうしている内に、
あ、原パンさんに追いついてしまいます。。
ぜったいにこの後のトレイルで抜かされるのにー、と思いつつ横を通り過ぎる。
カンカン照りのロードから鬱蒼とした雑木林のトレイルに入ると、渋滞が発生。
日陰で涼しいはずなのに、人口密度の高さから来る湿気がたちこめる。
それでも、100mも進むとスルスルとつっかえることもなく流れ出しました。
むしろ周りと同じペースで登るのがキツくなってきます。
ぬまっちさんとは人を2~3人挟んで後ろのポジションでした。
まだまだここは序盤、無理はいけないと思い、この登りでは1回足を止めて後ろの人たちを先行させます。
遠ざかるぬまっちさんの背中と共に、チラチラと下の方にピンクTの原パンさんが視界に入ってくる。
最初の登りは短く300mほどで尾根の分岐に差し掛かり下りの開始。
つっかえる事こそありませんが、抜いていくスペースもないので周りに合わせてトレイルを下る。
下りが終わるとロードを5kmほど、最初のエイド立石建設まで。
周りに合わせて、大体キロ5で走る。
日陰はそれほど多くは無かったけど、時間が早いこともあってかそれほど暑さは感じず。
エイド1kmくらい手前、補給食を取っている様子のぬまっちさんがペースを落として近づいてきました。
声を掛けようと並び掛けた瞬間、補給を終えたぬまっちさんがペースアップして再び離れる。
立石建設のエイドに着くと、ぬまっちさんがちょうど出て行くところで、それっきりこのレースでは二度とお見掛けする事はありませんでした。
タイミング的に原パンさんも近くにいたはずだけど、気を付けていたのに見つけられませんでした。
当然原パンさんもこれ以降お見かけすることはありませんでした。
エイドでは、それまで暑さは感じていなかったけど、汗の量が多かった為に分量を気にせずガバガバと水を飲みます。
フラスコにも満タン補充。
スタート時から大なるものが催してはいたものの、ここでは我慢。
そしてエイドを出ると早速現われるのは、キタタンの誇る1000m級急登2つの内の一つ鐘撞山です。
立石建設エイド(約10km)~第一関門神ノ川ヒュッテ(約19km)
鐘撞山に入ってすぐに悟りました。
うん、これ、人が登っちゃダメな山だ。。
この山は試走をしていなかったので、つくば山や高尾山、ついこの間走った富士山五合目までのような登りを想像していたのですが、鐘撞山の傾斜はそう甘くはありませんでした。
山肌の斜度はいくつか?とりあえずとんでもない傾斜を、つづら折りのトレイルが果てしなく続きます。
自分の頭のすぐ上に、つづらを折り返した先行者の足があるような傾斜。
途中何度も休憩を入れ、休み休み登りますが、すぐに脚がうっ血したようになって動かなくなる。
しかし、自分と同じように休み休み登る人もいますが圧倒的に少数派。
この大会を6時間前後で完走するであろう人達のタイム帯では、ほとんどが休むことなくこの急登を上がって行く。
みんなの脚、いったい、どーなってんだ??
精神的なショックを受けました。
しばらく登ると、聞こえてくる鐘の音。
運営スタッフが、鐘撞山の鐘をついている音です。
一つ目のピーク終了、しかし、鐘の場所が頂上ではありません。
ここで約半分です。
もう500m登ります。
シロメを剥いてもう半分、脚がつりそうになりながらもなんとか登りました。
そして、待ちに待った下り区間。
今度は一気に1000mを下ります。
地面も枯葉でフカフカしており気持ちがいい。
ヒャッハーモード突入♪
登りで抜かれまくったランナー達を、道から外れてでも抜きまくります。
やっぱ俺は下りはえー、
と、思って降りてきた200mくらいのところ、
つづら折りをショートカットして前のランナーをインから抜こうと突っ込んだところ、枯葉の下に見えない木の根。
引っ掛かりました。
盛大に前方宙返り。くるん。
危うく抜こうとしていたランナーさんにスライディングタックルをくらわすところでした。
以降、下りで調子に乗ることも諦めます。。
すっかり意気消沈。
ヒャッハーを諦めて、順番なりに降りてきたところ、神ノ川ヒュッテ手前あたりだろうか、綺麗な水が漏れ出る小さな沢を発見。
しばし、水浴びw
丹沢は、神奈川県の上水道の7割を 占める水源とのこと。
さすがに水がおいしい。
そして、第一関門の神ノ川ヒュッテに到着。
登りもダメダメ、下りもダメダメ。
ココからはもう、割り切ってエイド堪能、コース堪能モードへと入っていきます。
つづく・・・。