例えば誰かが誰かを好きになって、たくさんたくさん悩んで、いっぱい我慢もして

ちょっとの勇気を出して、気持ちが届いて結ばれた二人が居たとする。

それが、自分の大好きな友達の話で、相手はあたしとは全く関わりのない人で、

きっと友達のバイト先の人とかだったんだよ。

話を聞いてたらすっごくいいひとみたいで、友達はうれしそうで。


そのときあたしは、きっとこう言うんだ。

頑張ったね。良かったね。おめでとう。どんな人なの?

たくさん話を聞きたくてうずうずして、二人してにやけるんだ。





でもこれは理想の話であって、今のあたしにそんな余裕があるんだろうか。


あたしに大好きな彼氏が居たら、そりゃあもう大喜びだよ。間違いなく。

もしくは本当に彼氏ってものに興味がないとき。

加えて、その相手が赤の他人だったとき。



もしもその相手が、あたしと同じ学校で同じクラスでちょっといいななんて思ってるひとだったら?

もしもあたしのサークルのかっこいいなって思ってる先輩だったら?

もしも地元の男友達だったら?



だめだと思う。あたしは、常に一番でありたいと思ってるから。

あたしの世界であたしが一番になりたいって思ってるから。

あたしの興味のある人はみんなあたしを気にかけてほしいと思ってるから。

たとえそれが大好きな大好きな友達でも。















結局なにが言いたいかって言うと、ちっぽけなんだなあーて。

こんな的確にズバッて久しぶりに思わされたから。

真ん中に思いっきり刺された気分なのに、表現の仕方はふわふわしてるっていうか、

次元が大きくて、なにを見てなにを聴いてなにを思いながら生きていたら

あんな風に言葉を操れるんだろうか。

感受性豊かっていうのかな。

色んな顔を持ってるひとだよ、ほんとに。




バスケだけやってるんだと思ってた。ただ好きだから。

いつもおちゃらけた感じで。いわゆるムードメーカー的存在っていうか

お調子者ってやつ。そんぐらいだと思ってた。

でも、たかがバスケがほんとのバスケで。

いっつも目標を持ってやってたなんて知らなかったよ。

だからあんなに一生懸命走るのかな。

オフェンスに切り替わったとき、誰よりも早く先頭を走ってるんだ。

自分がボールを持ったら決めてくるって感じで。

実際シュート率良いよね。ジャンプシュートが得意なんだって。

ほんとはずさないんだ。すごいなあって。その程度だった。

飲み会のときも、絶対うちら1女を気にしててくれてる。

声かけてくれるもんね。年上だし当たり前かもしんない。

でも、楽しそうにしてくれるんだよね。

門限あるから先に帰りますって言ったときも、

駅は目の前なのに、駅まで送るよって言ってくれるしね。

そーゆう優しさにすごくびっくりした。

優しいのは知ってたけど、なんか違った。

あったかいひとだなあって。


そしたら、バンドもやってるの。

ほんと意外性って言葉が誰よりも似合う。

植物とか自然とか、時間の流れっていうのかな。

大事にするひとなんだよなあ。

バンド活動にしたって、真剣そのもので、

まあバンドマンたちからしたら当然なんだろうけど。

素直に心から、すごいひとだなあと思った。

なんでもやっちゃうひとなのか。って。








ブログとかも、自分の世界観が大きくて。

なのに自分のことをちっぽけだと思ってるんだよね。

たしかにあの人っぽく、地球規模、全人類規模で物事を考えたら

一人の人間なんてちっぽけで儚くて脆くて滑稽なんだろうな。

でも、あたしから見たあの人はちっぽけなんかじゃなくて

近くに居るかと思ったら遠くて

手が届かないんじゃないかって思ったら目の前に居て


なんか雲みたい。








そもそも、こんなことをつらつらと書いて何がしたいのかもよくわかんないような自分で。

でも、あの人のブログ見てたらなんかしなくちゃって思わされて。

なんでか泣きそうになっちゃったんだよね。


あたしはこの4年間でなにを得られるんだろう。

いつか思い出したとき、子供ができたとき、

最高に誇れるような、そんなことをしてみたいって。

今までの人生で、そんなに大きなことをやり遂げたことはないし。

いや、大きくなんかなくたっていいんだ。

なんかがほしい。あたしのなにかが。









やっぱり夜はだめだなあ。

どーしようもない不安、焦り、苛立ち、後悔、

色んな暗い気持ちばっかでてくるね。




あたしに○○が出来たら、○○があったら、もっと美人だったら、

胸があったら、身長があったら、


人間はないものねだりなんだよね。

今まで生きてきたのはなーんももってないあたしなのにね。

もっと自分を好きになれたら、見え方が変わってくるんだろうな。












さっ寝よ。