ノートPCを購入する際、注意しなくてはいけないことがある。
それは、
・CMOSの内容を保持する内臓電池が特殊なものであるということ
・バッテリーは電源にコンセントを使用していても、接続しているだけで寿命が減っていくということ
の2つである。
前者は特に知っておいた方が良いことである。
まずCMOSとはマザーボードについている部品で、マザーボードに接続してある部品の起動する順番や時刻情報などを保存している。この設定情報が内臓電池の消耗により保持されなくなると、Windowsを正常に起動できなくなる。そうなると、CMOS電池を交換する必要がある。
デスクトップPC、ノートPC共にCMOS電池が使われており、最近のものは全て「CR2032」のボタン電池が使用されている。しかし、ノートPCのCMOS電池はボタン電池にリード線をハンダ付けし、ビニールテープを巻いてある特殊なものとなっている。
ハンダ付けの知識がある人は下記のようなサイトを参考にし、「CR2032」の電池ホルダーとリード線をハンダ付けし、ビニールテープをつけるとよい。(これ売ったら絶対儲かるよな・・・)
・AcerPower 2000 の内蔵電池交換 レビューマジック
ハンダ付けの知識がない場合、サポートに出す必要がある。となると何年か毎に修理に出すことになる。
更に、メーカーよってはサポートが雑な場合があるため購入の際は是非考慮にいれるとよい。なお、CMOS電池単品でネットで販売しているお店はあるが、電池の寿命のことを考えるとお勧めできない。
次に、後者のバッテリーの話。バッテリーの寿命はバッテリーのみで使用する頻度で大きく変わるが、バッテリーとコンセントで接続している状態でも実は消費されている。例えるなら携帯電話を充電している状態と同じといえるだろう。なのでバッテリーのみで使う場合以外は外しておき、コンセントのみで使用するといいだろう。