マット・デイモン主演の「ボーン」シリーズの新章が満を持して始動!
前作『ボーン・アルティメイタム』の公開から9年、マット・デイモンも40代半ばになりましたが、今作でも年齢を感じさせないキレのある生身のアクションを連発していました。
カーアクションでは、特にラスベガスのシーンのデンジャラス度が高く、CGを使わずにどうやって撮影しているのだろうと思わず考えてしまうほどでした。
◇CIA本部のメインフレームが元CIAエージェントのニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)によってハッキングされる。CIAのサイバー部門エージェントの新人ヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデル)が情報漏洩を何とか食い止めようとするが、抵抗も空しくCIAの機密情報が盗まれる。そしてその裏にはボーンの存在が・・・。
この情報がボーンの過去の記憶を呼び覚まし、父親リチャード・ウェッブ(グレッグ・ヘンリー)がCIAの暗殺者養成プログラム(トレッドストーン)計画に関与していたことを知る。
ベイルートでの父の死の真相は何なのか?
今またCIAは新興IT企業ディープドリーム社を利用して、とんでもない作戦を発動しようとしていた。その名は、「アイアンハンド」という世界中の人を対象にした監視プログラム。
一方でディープドリーム社のCEOアーロン・カルーア(リズ・アーメッド)は、ユーザー数15億人のSNSで監視無きネットサービスを提供することを公表。それはアイアンハンドの狙いとは相反するもので、アーロンは接触してきたCIA長官ロバート・デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)に対して疑念を持ち始める。
◇こんなCIA長官って今まで存在したのでしょうか。国家の秘密を守るためなら何でもする。
トミー・リー・ジョーンズ演じるCIA長官のデューイがとにかく冷酷です。職務に忠実なだけという見方もあるかも知れませんが、常軌を逸していますね。
それにしてもCIAの情報探知能力の凄さを伺わせるシーンの数々。これってどこまで実現できているのでしょうか。すべて当たり前に行われているとしたらアメリカの情報網はやはり凄い。
これで世界中のテロを食い止めることができたらいいのにと思います。
実はデューイに対して内心では反発を感じているリー役のアリシア・ヴィキャンデルのしばしば見せる凛とした美しさには惹きつけられます。
CIAの狂気の作戦員を演じたヴァンサン・カッセルの存在感のある演技も見応え十分でした。
個人の趣味嗜好は着々とネット経由で収集されていると思われる21世紀の今。
例えば様々なSNSから発信される情報がどのような企業で機関でどんな形で利用されているのか、本当のところは誰も全貌を把握していないのか知れませんね。
ジェイソン・ボーン (2016年 アメリカ)
監督 ポール・グリーングラス
脚本 ポール・グリーングラス クリストファー・ラウズ
出演 マット・デイモン トミー・リー・ジョーンズ アリシア・ヴィキャンデル
ヴァンサン・カッセル ジュリア・スタイルズ リズ・アーメッド アトー・エッサンドー
スコット・シェパード ビル・キャンプ ヴィツェンツ・キーファー スティーヴン・クンケン
