明日は初めて夢というものに手を伸ばしてくる。

しかしなぜこのタイミングにこの感情なのだろうか。

前向き前向き、と、柄にもなく自分を励まし、言い聞かせる。
長所と短所を聞かれたら、良くも悪くも繊細だ。
と、恥ずかしげもなく言ってみせよう。
悪いことじゃない。

「人間失格」の解説に、『弱き美しきかなしき純粋な魂を持った人々』という表現があった。
ああ、そう言ってくれる何て。
思わず泣きそうになった。
(その人たち以外を強いとするならば)弱いことを受け入れることも出来るかもしれない。

弱くかなしいけれど、美しく純粋であるのならば、悪くない。
きっと、それでいい。

やはり言い聞かせるらしい。

良き日を。
明日は私に良き歌声を。