僕がダンスを始めた時の事を話そうかと思う。
これからダンスを始めたい!とかプロ目指します!とかとりあえず踊れるようになりたい!とか
、、、まぁ何か初めての人が一歩踏み出せるような記事になれれば幸いです。
何か偉そうですみません。
では、どうぞ
踊り始めたきっかけは〇〇さんだった
ご存知の方はいるかもしれないが、私は小学生から大学生まで空手マンだった。
プロになるんだって意気込んでいたものの大学の厳し稽古に意気消沈。たまの癒しと言えば、テレビの音楽番組だった。
当時は「うたばん」「Mステ」とか「夜もヒッパレ」とか?
とても華やかな世界と楽しい音楽が普段の厳しい稽古の疲れを忘れさせてくれたのだ。
そこであのSMAPの中居さんが腕をクルクルする変わったダンスをやった瞬間に心を奪われたのである。
後にこれがLOCKIN'というダンスなんだと知るがその辺はまたいつか。
興味持ってから行動は早かった
中居さんのダンスを見て2日後にはダンスビデオを購入していた。
本屋さんや友人、先輩にとにかく聞きまくってストリートダンスのビデオ教材が販売されてると知り、即購入に至ったわけだ。(当時はインターネットが普及する前でYouTubeなどの動画が気軽に見れなかった時代だったのです)
相変わらず稽古で殴られた顔は痛かったけど、そんな事どうでも良いってくらいに興奮してテレビの前に座る。
ドキドキしながら再生。
『めちゃくちゃかっこえぇぇぇ』
1回目の再生終了後の率直な感想だった。
それまで空手の世界しか知らなかったから、こんなかっこいい世界があるんだなんて衝撃的だった。
とりあえずビデオ巻き戻したり、スローにしたりして動きを真似しまくった1日目だった。
とにかく興味を持ったらすぐに行動!
この時この速さで行動してなかったら、きっと今踊ってはいないだろう。
トライ&エラー精神
人はすぐに結果を求めたがるものだけど、何事も基礎って大切なわけで。
でも、何が基礎なのかもわからないほどの超初心者の僕はとにかく練習しかなかった。
幸い、空手を通して黙々と練習することには慣れていた事もあり、その時間もとても楽しい時間だった。
今でこそiPhoneやスマホで簡単に映像を撮れるけど、当時は実家にあったどでかいビデオカメラで自分を撮影して練習の成果を記録して研究していた。(ちなみにまだこのマル秘映像は実家に残っているが決して誰にも見せることはできない)
練習の時は上手くやってるつもりだけど、帰ってビデオ確認すると本当にひどいわけ。
見るに耐えないダンスが目の前で繰り広げられているのである。
しかしほんのたま〜に、本当にたまのたま〜〜〜に一瞬だけ『カッコ良い事』してる時があるのだ。
その瞬間を何度も何度も見てまた練習して、またひどい自分のダンスを見て凹んで、、、そんな繰り返しをしていると『カッコ良い事』が溜まってくるんですね。
とにかく動いて、それを確認して、反省して、より良いものにしていく!
これって何事も一緒なんじゃないかな

鏡じゃなくて映像で練習の方が上手くなる?
窓ガラスや鏡で見ながら練習するのももちろん良いのだが、当時僕は良くビデオカメラに向かって練習をしていた。
鏡などはそのまま今の自分が見える為、カッコ良い事ばかりしてしまったり、顔がずっと鏡に向かって固定されてしまったりと、デメリットもあったりすると思っている。
その点、ビデオカメラはカメラが回ってる緊張感を感じつつ、自分の姿も見ないで踊らなければならない。その時は全然上手く踊れてないけど、映像を見る事で反省点がかなりわかりやすく見えてくる。
だって映像見たらめっちゃカッコ悪いんだもん。
2度とこんな変な動きするもんかって思うよね。
だから、鏡見て練習するのも良いけど、たまには誰かに見てもらう練習をすると良いと思う。最初は勇気いるけどね。
そしてダンスショーケースデビュー戦へ
そんなこんなで練習続けているうちにダンス友達とかも少しずつ増えていった。
1年が経つ頃に公園で練習しているとイベントスタッフから声をかけられ、野外ブースで小さいけど公衆の面前で踊るチャンスをもらえた。
ステージなんて呼べるほどのものじゃなく、コンクリートに段ボールを敷いただけの小さいスペースだったけど、知らないお客さんがいるってだけで興奮した。
デビュー戦はアドレナリン全開でやり切ったけど、あとで見た映像は今見ると大惨事だ。(この映像も探せばまだ実家にあるはず、、、だがやはり誰にも見せられない)
でもそんなことはどうでも良い。
あの時声をかけられて、振付を考えて、思いきって出演して、興奮して、、、
とにかく気持ちよかった。
この経験が後にどんどんと繋がりを起こしていくわけだけど、それはまた別の機会に。
まとめに
何かやりたい!って思った時って
「自分に出来るかな?」
「自分には無理だよな、、、」
とか思うことあると思うんです。
でも、何でもそうだけどいきなり上手くいくなんてことあるわけなくて。
そんな都合の良い話あるわけないんです。
たまに上手くいっちゃう人もいるけどね。
大体は上手くいかないんです。それで良いんです。
だって人間だもん。成長するもんです。
ちょっとやったくらいで諦めるとするならば、それくらいの「やってみたい!」だっただけで、もちろんそれも悪いわけじゃない。
でも、本気で「やってみたいかも!」って思ったらとにかくチャレンジの連続をお薦めします。
続ける事が一番大切で一番難しい事だから。
それでは楽しいダンスライフを
