おととい来やがれ! -21ページ目

月に行った猫

天野くんの追悼イベントが盛大に豪華に無事終了しました。

まず最初に言っときたいのは、否、俺なんかが偉そうに言うことでも無いのだが、本人たちは言わないだろうから、やっぱ言おう。
俺は今、兄ちゃんとシンちゃんとバンドやってて、まぁそれでもライブも2ヶ月に一回のペースなんでしょっちゅう会う訳ではないのだが、そんな俺にも伝わるくらい、メンバー本人たちはこのイベントに向けて、色んな人や色んなところに色んな気を配り、気を遣い、心を砕いて取り組んでおられました。
それは当日入り後の楽屋でもそうだったし、本番が終わるまでずっと。
まず大前提として、メンバー本人たちの尽力無くして、あの素晴らしいイベントはあり得なかったという事です。
そういう意味で、シンちゃん、ごっさん、兄ちゃん、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
おかげ様で心の底から楽しむ事がきました。

グルグルとの初対バンはたしか’98年か’99年の車道Zでのライブ。
当時俺らはまだ大阪にいて、ツアーとかで名古屋に行きだして間もない頃やったと思う。
天野くんとの出会いもそこから。
実はグルグルの事は知らなかったんですが、聞けば結構な人気者だとか。しかもフタを開けてみると2マンライブですやん!一部を除いて、かなりのアウェー感だったのを憶えてる。
演奏力と熱さで(アウェーなのに)グイグイなバーベルと、独特な世界観にドップリなグルグル。
お互いの第一印象はあまり良くなかった気がする(笑)

それからしばらくして、ガーゴイルに拾ってもらった俺らは、兄さんたちを介して、かなり近い距離で活動することになった。
対バンもいっぱいしたし、一緒にツアー回ったし、ツアー中のフェリーで麻雀したり、イベントのDJブースで酔っ払って一緒にクダまいたり、、、知らん間に仲良くなってた。

天野くん、俺はフロントマンとしての天野くんを勝手にライバル視して意識してました。
会話の9割以上がたわいのない冗談で、ちょっとめんどくさい絡み方の時もありましたが(笑)、ほんの1回か2回くらい、真顔で「バーベルいいなぁ」と言ってくれた事があって、むちゃくちゃ嬉しかったです。

先日は天野くんのおかげでたくさんの仲間と素敵な再会が果たせました。
入りしてリハしてみんなとくっちゃべって、最初はただただ楽しかったんですが、リハの最後にオープニングの流れをやってまして、ビジョンに映る天野くんを見たら、やっぱ寂しくなりました。
この楽屋に天野くんがいたら楽しかろうな。このセッションのぐっちゃぐちゃの中に天野くんがいたら面白い絡みが出来たろうな。チラっとそんなこと思ってしまいました。

天野くんと一緒に写ってる写真が出てきました。
多分′07年夏の24でのクラッシュオブモード。青木さんには許可得てないんで目隠ししとこう(笑)

布袋モデルの携帯デコをず~~~~~っと楽屋で自慢してましたね(笑)

あれから時が立って、お互いのバンドも区切りを迎えました。

天野くん、俺はバンドが活休になってからサラリーマンになって、あのイベントの翌日もいつも通り出社して仕事してました。
あんな大観衆の前に立つ感覚なんて、すっかり忘れてましたよ。
こんな俺を、あんな素晴らしい空間に立たせてくれてありがとうございます。
あと、あんまり上手く弾けなくてすみませんでした(笑)
ほんとに、ホンマに素敵な時間でした。

またこんな感じの集まりがあった時は、天野くんもシレっと顔出してくださいね。

ではまた、そのうちね。