・仕事の見直し
60歳を目前にしているが
右の脳みその1/3が死んでいて、左手も全く動かない、
自力で移動するのもやっとの身でありながら
雇用を維持してくれている会社には感謝なのだが、
何しろ仕事がきつい。
時短やら在宅勤務を認めてくれているが、担当業務は以前と変わらず、
スピードも質も求められるレベルが健常者と同じなのできつい。
結局異常な残業が常態化する状態。
障碍者雇用の特例子会社への異動を希望するも、
プロパー社員はそんなところにはいかせられないと。。。
知的障碍者などのための軽作業を委託しているので、
業務レベルが合わないと。私はそれでもいいんだけど。。。
それでアルバイトのような単調な事務作業でも構わないし、
時給などこだわらないので、なんでもいいと思って、
インターネットで障碍者の職探しを開始。
とりあえず、手当たり次第に応募。
これが意外に厳しかった。障碍者を募集しているといっても、
ほとんどが門前払い。
50社くらい応募して、面接までたどり着いたのは1社だけ。
で、障碍者雇用の専門の転職サイトに登録してみた。
担当者から1時間ほどの面接を受けて、何社か紹介を受けるが、
話が進むのは5%と言われる。なかなか厳しいなあ。
これも30社くらい応募して面接を受けた会社もあるが、早々に全滅。
この間2か月くらい。応募した会社は合計で80社くらいか。
ふう~。さすがにアラカン障碍者の転職は厳しいか。。。
そろそろネタ切れになってきたところで、
担当者から、「たった今A社というところから、募集の条件が届いたんですがどうしますか?」
「お願いします」と即答。超一流企業やんけ。
その一時間後に、「先方が面接の日程を送ってきたんですがどうします?」
「そんなん最優先で面接受けるにきまっとるやんけ」
で数日後に本社で面接。
いきなり先方は人事担当者と、人材募集している部署の課長部長が出てきた。
こちらは自己紹介したくらいで、一方的に業務の説明を1時間まくしたてられた。
でその夜、次回の面接の日程の打診が来た。
もちろん即答。
また本社に行くと今度は人事部長と人事課長が出てきて、
あれこれと雑談の後、人事部長が
「実質、今日で内内定を出しますが、何か聞いておきたいことはありますか?」と
まじか。。。
一応、障害の程度は見たらわかるとはいえ、
念のため「毎日の出社はできません。出社時間もラッシュ時は避けてほしい。
作業は片手でできる範囲にしてください。PCはOKです。
体の負担もありゴリゴリと仕事はできません」と一応念押し。
「もちろん承知しています」
最初の面接から、内定まで10日ほど。早すぎやろ。どうなっとんのこの会社。
と拍子抜けするほどあっさりと転職完了。
まずはQOL向上計画の第一幕は無事終わった。
これまで60年間いいことなんてあんまりなかったのに
こんなことってあるんやろか。