数日前にプロの定義というタイトルで書きましたが、あの程度はプロテストに合格する最低レベルであって欲しいと思います。
プロならばマージャンが強いことは当然ですが、ただ勝てばいいというものではありません。プロの競技者は、その対局を見てもらうことでファンを増やし、その競技への認知度を増し、収益を上げていくことが必須をなります。
ならば、見ている人が感心する、感動する内容の闘牌でなければその必須条件を満たすことは難しいと思います。
見ている人が、素晴らしいと思うマージャンとはどんなものか・・・これは時代と主に変化していくものなので、私の考えが絶対に正しいとはいえないだろうと思いますので、ここでは触れないでおきます。
ただ、これだけは言えると考えるのは、勝ちたい気持ちが前面に出ているマージャンでは見ている人に感動を生むことは少ないだろうと思います。
勝ちたい気持ちはもちろんあるのだけれども、まず、負けないようにする、最低限自分から負けを決定するような牌は打ち出さないで耐える、ガマンしてガマンして、一瞬のチャンスにバッサリ斬る、こんなマージャンが打てれば良いのかなとは思います。
プロならば、公式、非公式を問わずマージャンを打つときはルールにのっとった対局をする
これは、発声などルールに定められたことをきちんとできない人への話です。
アマチュアにプロは発声しなくていいの?と言われるようではプロの看板が泣きます。
プロならば、ルールに記載されていなくても、フェアな対局を心がける。
これは長考などの問題です。
たしかにルールには打牌時間の制限はかかれていないと思いますが、だから好きなだけ手を止めて考えて良いだろうと言うのは、競技者としてフェアな態度とはいえません。
長考する本人は、難解な局面だからとか、勝負どころだからということをいいますが、それはすべて自分の身勝手さから出ています、あるいは修行不足を自ら告白しているようなものです。
マージャンにおいて、早さは力 です。プロならば同卓した誰よりも早い判断で摸打ができなくては、やはりプロの看板が泣きます。
アマチュアから質問があったときには、きちんと誠意を持って解答してあげたいですね。
こういうときには・・・と言って、じっさいどんな場面、局面なんだか解説が無ければ言われたほうは良くわかりません。
説明するときには、自分の打ち筋はこうです、でも一般的には別なうち方が・・・といった話し方がやさしいかもしれませんね。
別にプロだから、いつも品行方正であれとは思いませんが、少なくともマージャンに関してだけは真摯に向き合うべきでしょうね。