シロタンの日々
近所の女性の来客には お腹が空くと出て来て ご飯ちょうだいらしく鳴く。帰り際には にゃあにゃあ鳴く。そして ご飯下さいな らしく鳴くので やってもらったら 食べていたので いやはや!^_^
椿のこずえ揺らせる風立ちて積もりし雪の崩れ落つ
日の照れば椿の葉上の雪溶けて煌めき揺れる春をささやき
1995-1996
露
波の間にときおり黒き影見せて遠き海原鯨はゆけり
夕ぐるる岩内港に汽笛鳴らし船は入りゆく一日の過ぎて
大豆畑馬鈴薯畑の続く原羊蹄山は長く裾引く
夏服に一枚入れ来し長袖のブラウスはなせず昨日も今日も
営林署の保養所なれば部屋広く煙突付きのストーブのあり
北の果てここが網走オホーツク夏の海辺に流氷想う
うらがなし近々と見る島影は北方領土羅臼に来たれば
暗き小樽明るき小樽垣間見る多喜二啄木慎太郎の書
カラスが落として割し胡桃の実すましてくすねる一年生おり
魔法瓶にグッピー入れて教室に児童持ち来る雪降る朝
ぬるま湯をコップに入れてグッピーを児らは泳がす寒きこの朝
次々に話しかけ来る児童らは我先とばかり話題の多し
菜の花の迷路を抜けて走り来る児童らの顔に花粉付きおり
露 つづく
去年の今頃
二日前